お墓

福岡市博物館には、古代の甕棺が展示されています。
亡くなった人を埋葬したり火葬したりすることは、大切に送り出す、言葉に表せぬ厳かさがありますね。

父母は二人の埋葬先にと、「公園葬」みたいなものを選びました。

昨日より二人来福し、夕に櫛田神社参道にあるお蕎麦屋さんでお墓の話になりました。

私は忘れっぽいし、自分自身の自立!!と息巻く余り…すっかり忘れていました。
しかも二人に会うのは五年ぶり。

それで。
父は言うのでした。
「あと二人入れるぞ」

「と云うことは、出戻りしても入れるところがあると云うことですね?」
と、私。

父の出したジャブから、私の正直な気持ちも伝えて。
何がどうなろうとも、真心で生きる。
自分に嘘はつかない。
その想いで道を選んで歩いて来ました。

両親に生々しい気持ちを短いながら語ることができて、本当に良かったです。

どの道を選んでも正解とか不正解とかではないのですよね。

役者が自分の役を生きなかったら、物語は進まない…

自分の心に従って生きる。
これを二度目の定年後にやっと行うことができた父と、今行っている私。

今回の滞在でゆっくりと一緒に過ごせるのは明日まで。
デッドボールが来る可能性がまだあるので油断は禁物です。
生きることは綺麗事ではないからですね…

帰れるところがある、温かい気持ちであ受け入れて貰えるところがある。
生真面目で、以前はキツい言葉しか知らなかったような父と娘でしたので関係構築が非常に困難でした。
お互いに経験を通して角が取れたとかいな〜

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