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パーティで女の子に話しかけるには

やりたいことはわからないでもないが、やや退屈。

1977年イギリスの物語。
最初は勢いがあったんだけど、だんだんそれが空回りな気がしてくる。
若者ってこんな感じだったかな。自分たちだけが盛り上がっていて、周りから見ると結構冷めた感じに見えてしまう。

彼らはパーティーに行く。実際にはパーティーと言うよりは、前衛的なイベントのような雰囲気で、未来的な衣装に身を包んだ人々が緩やかな踊りを披露している。
実は彼らは宇宙人なのだ。
主人公のエンは、そのパーティーでザンという女の子に会う。
ザンはエンに興味を持ち、エンの家に泊まる。

そう、これは未知との遭遇であり、ボーイミーツガールでもあるのだ。

ザンはエンから得た情報をもとに人間の世界を理解していく。洞察もする。深い洞察力を持っている。
宇宙人が、地球の特殊な文化に触れる。これが地球の普通だとして報告されるのだろうか。調査研究に来ているようだが、それをどうするんだろうか。

ザンが妊娠する。そのため、ザンは母星に戻らねばならなくなる。
エンは仲間ともにザンを救出に向かう。エンの子供を宿したザンは街に逃げていく。それを追っていくエン。

ザンは、エンと別れて星に帰る。星に帰らなければ出産できないから。
これは進化を求めると言う意味で、ザンは進化を取ったのだろう。

1992年、エンはサイン会をしている。そこには、自分の子供がいた。

パンクとは前に進むことなんだろうな、この監督にとって。だからザンはエンと一緒に地球に残ることを選ばなかった。

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