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空と視力


「バキッ」

嫌な音と嫌な痛み。
何が起きたのか理解するのに数秒。。。

メガネを壊しました。

私の視力がどれくらいかと言うと、
自分の手を目の前に出して
ピントが合うところまで持ってくる。
その時の背景のボケ具合はF値で表すなら3.0。

まぁまぁボケてます。

「新しいメガネを買いなさい」
「これを機に、コンタクトにしてみれば?」
そんな声が聞こえてきそうですが、変わり者の私は"メガネ無し生活"を楽しむことにしました。

①電車に乗る
いきなりハードル高めの外出編です。人口密度が高い電車の中。人という存在は認識出来るが、ハッキリとは見えないので背景の様に感じる。誰も見てないし、誰も見えない。
目的地に近付くにつれ、空いていく車内。なんとなく空を眺めてたら、隣の車両の男の子が私のマネをしていた。それに気付いて手を振ると隠れてしまった。声は聞こえないが、お母さんが微笑みながら子供の肩をトントンと叩いて何か言っている。また、ひょっこり顔を出しては隠す。駅に着くまでの数分間の出来事。先に電車を降りた私を、男の子が窓越しに探してるのを見た。恥ずかしいけど楽しかったのかな。いつか忘れてしまったとしても、今日が思い出になればいいな。先に私が忘れてしまうのだろうか。

②夕焼け
外に出ると真っ赤な夕焼けが広がっていた。ヘッダーに使った写真がこの時のもの。明らかに目を見張る景色だった。のに。足を止める人は少なかった。何かに気付くことに視力は関係ないのかな。「見えること」と「気付くこと」は別物なのかもしれない。

③夜景
ボヤけて見えるビルの明かりや、車のヘッドライトはキラキラしていて、まるで別世界にいる様な感覚におちいる。夜の街を色んな光が照らしていた。ボヤけた世界を裸眼で見れるのは、実は凄く得なんじゃないか?目がいい人には見ることの出来ない世界を私は知っている。優越感に浸りながら帰路につく。

...

見えにくくなることによって、新しい気付きがあった。目から得る情報は計り知れなくて、時には見たくないものまで見えてしまう。遠くの景色が見えなくても、すぐ近くの幸せに気付ける人でありたい。

午前2時。

みんなの更新率が減った空と〇〇に寂しさを覚えつつも、LG+を卒業した身が連投。もっとみんなの色んな出来事が知りたいなぁ。


しりとり
「シアトル」→「ルイージ」
※1人でしりとりはあり?なし?どっち?笑



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