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空と弟

「この服買ったけど、色的に俺似合わへんかったしあげる。」と言われ、秋服をゲットしました。私たち姉弟にはよくある光景です。逆パターンもあります。

間髪入れずに続けて「今日この後予定ある?一緒に夕焼け撮りに行かへん?」と誘いがありました。どうやらこっちが本題だったらしい。

日没1時間前くらいに家を出発して、目的地に向かいました。2人で自転車で出掛けるのは半年ぶり。家では話さない事も、何故か話せてしまう。仕事の事やプライベートの事、家族の話、友達の話、大体が人生相談に。

「夕焼けの時間に空を撮りたいけど、中々時間が合わず今日しかないと思った。」とポツリ。写欲が強めな私にとって最高な誘いでした。

目的地に着いた瞬間、あまりの綺麗さに「うおー!綺麗すぎる!」とにやけが止まらない2人。

「俺のオススメの場所教えてあげる。こっから見る夜景が最高やねん。たまに夜1人で来るぐらい好き。」景色を共有してくれるのが初めてやったので少し驚きつつも、こうゆうとこに気付くん流石やな〜って思わされました。

撮影終わり2人で夜景を眺めてたら、買い物に来てた母も合流。「めっちゃええ写真撮れたで」とか「お月さん綺麗やな」とか「今日の晩ご飯なに?」とか。家でも話せる内容を外で話す、なんとも言えない不思議な時間を共有する事が出来ました。

家に帰って一緒に選定作業&レタッチ。これも初めての事です。どれ保存したい?どんな色味が好き?相談しながらレタッチした結果、本人気に入り過ぎて、「どれから投稿しよ」「どれアイコンに使お」「いや、全部投稿すんのは勿体ないな」「先ストーリーあげよか」「会って直接全部みんなに見せたいな」「全部良すぎて選べへん」嬉しい言葉を惜しみもなく伝えてくれました。

海外風に撮れた写真をチョイスしました。
京都で撮ったなんて思えない最高の1枚です。

「吊り橋(つりばし)」→「シアトル」→

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