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15歳流川、感想が俯瞰的になっていく「THE FIRST SLAMDUNK」(10,11試合目)

GWに4試合見て、その後、毎週末観ています。
いや、さすがに今日はやめようと思ったのだけど、来週のスケジュール観たら、かなり減っていて、さすがにもう、終わるかな、と。
だったら、観にいこう!と早起きしていきました。

お気に入りの席

なぜ、早起きか?1日を有意義に使える気がするから。
映画観てもまだ残り時間こんなにあるし、と言い訳できる気がするから。
幸い、4月から夫は平日休みなので、週末は私一人の時間。

今回はDOLBYでちょっと高かったけれど、仕方ない。
IMAXとか違うのかもだけど、少なくとも普通の映画とDOLBYの違いは、スラムダンクについてはよく分からず。
でも、時間を優先。
私のお気に入りの席は前から4,5列目くらいの、前が通路になっている席。
迫力があって、前の人を気にせず、足を延ばして大画面に集中できる。


山王メンバーへの感情移入

もう、流れもセリフも展開も勿論わかるから、観ているときにいろんなことを考えるようになる。
60試合とか観ている猛者は何を考えるのだろう。
何回も観るうちに山王ファンになっていく、というブログがあったが(探せなくなってしまった)、その気持ちがわかるようになってきた。
「今日もまた負けた…」と思うらしいw

湘北メンバーには十分感情移入しつくして、ふと周囲のメンバーに気持ちが寄せてみる。
そうすると、沢北以外にも河田や深津ぴょん、ポール、すっぽん一ノ瀬君なども、血反吐吐くような練習を毎日毎日やって、ぽっと出の湘北なんかに負けてしまった、茫然としているだろう気持ちに寄り添っていく。


流川楓:実は花道の一番の理解者かも

(引用)映画THE FIRST SLAM DUNKーCHARACTER

そんなことを考えつつ、11試合目に考えたことは流川楓の気持ち。
ちなみに、私はリョータ推しで、次がミッチー。
流川or花道がその次くらい(ゴリごめん)
そこまで流川に興味ない。

私がおススメしすぎて、興味なかった友達が観に行ってくれた。
「すごい面白かった!」と共通の友達にも勧めてくれたあと、聞かれたのは「なんで、花道と流川はあんなに仲悪いの?」

なんて答える?
とりあえず、「花道は晴子さんが好きで、晴子さんは流川が好きなんだよ。まあ、あの年頃のよくあるライバル心?」と言ってみたのだけど、そんな感じでいいかしら?

仲悪いけれど、流川の花道へのフォローが秀逸。
ここぞという時にはミスをカバーしたり、怪我にもすぐ気が付いて、交代させようとしたり。
背中痛くて、ベンチに下がった後、流川はファウルして、「・・・目障りだ。出るなら出ろ」というけれど、このファウルはわざとだよね。
本人否定するだろうけど、河田兄が河田弟のフォローをする感じに似ている、と言ったら言い過ぎなのか。

流川楓:先輩たちへの信頼感

敵の敵は味方。
同じ目的をもって、ベクトルがそろった時の彼らのエネルギーは1+1が絶対に2以上の力になっている。
ミッチーは勿論、流川も花道のリバウンドを信じてシュートを打てていたのかな。

リョータがピンチの時は、必ずヤスが心配そうな目をして、リョータを見ているけれど、流川の目の端には花道がいる気がする。

愛想悪い癖に、メガネくんが「流川、お前も上がれ」という声に、素直に走るところも結構かわいい。

「そんなタマじゃねーよな」というミッチーへのセリフや、ゴリが倒れた時、ゴリが戦い続けることを何の疑いもなく、全く疑っていないからこそ、信じ切って声すらかけずに次のプレイに向かっていくところとか、リョータからのノールックパス(勿論、これもかっこいいのだけれど)を、当然のように受けて攻めていくところとか、先輩たちについては、流川なりの信頼がある。
ただ愛想が悪いだけw

でも、花道退場しているときの、ゴリのフリースローの時は、ちゃんとタッチしに行っていた、気がする。かわいい。

「勝利への執念」
これ、持ち続けることはとても難しい。
ここについては、花道も負けていない(まだ技術が追い付いていないけれど)
辛い練習は嫌だし、苦しいことも多い。
人間、怠ける方向に引っ張られる。

映画ではなかったけれど、漫画で花道が流川に1on1を挑むシーン、ミッチーとリョーチンがみんなを追い出して、ドアを閉めて、自分たちもドアの前で待つシーン、好きです。

花道が傷つくことをわかっていて、でも、止めるわけでもなく、とことんやらせる先輩たち。
自分たちは外で待ち、ぼこぼこにされてプライド傷ついた花道をなぐさめる。
よき先輩たち。
3バカのガッツポーズ、ちょいちょい小出しにされていて、観るたびにほっこりする。
ここでは、流川は花道をぼこぼこにすることが、長い目で見たときは花道への愛になる。
流川との絶対的な差を見せつけられて、また、地味で苦しい練習を花道は続けることになる。

選手層の薄い湘北の、綱渡りな采配。
この二人を、この五人をうまく掌の上で転がす安西監督、さすが。
漫画読んでた頃は、彼らに近い年齢だったけれど、安西監督(60歳オーバーとの噂あり)の方が近くなってしまった。
自分が動くわけではなく、人を動かす。
監督の采配がどれだけ難しいものか、そちらの気持ちもプロジェクトマネージメントするときと重ねてしまう。

最後に…

それにしても、流川は元旦生まれだそうなので、夏のインターハイ時点では、15歳。
あんなかっこいい15歳いるか!と突っ込む、流川押しの友達。
流川と花道はまっすぐなところが似ているな。
素直じゃないけれど、愛想悪いけれど、以前より流川が好きになった11試合目でした。

それにしても、海南メンバー(顔の識別まではできないですよね?ジャージのイメージだけで)は見つけたけど、魚住が見つけられない私。
1試合目で見つけている漫画もアニメも見てなくて、魚住の存在知らなかった夫も見つけてるのに(映画の後、マンガ読んでた)
また、観に行かないと。。。


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