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『イノベーターの条件』から読み盗った3つのこと

みなさん、こんにちは。

今回は星野リゾートの教科書のひとつである『イノベーターの条件』(ピーター・F・ドラッカー 著) から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)

個人的な話ですが、大学四年間で精読した本ゼロだった私に読書のきっかけをくれたのは、もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)でした。

少し脱線していますが、おすすめの動画として、ライフハックアニメーションさんの「もしドラ」の動画をシェアいたします。

では、本書の概要読み盗った3つのことを書いてみます。

本書の概要

『イノベーターの条件』が直接的に書かれているわけではなく、

Part1 激動の転換期にある社会
Part2 断絶後の経済
Part3 模索する政治
Part4 問われる知識と教育

上記4つの分野についての見解を知る中で、読者が『イノベーターの条件』を汲んでいく構成かなと思いました。

では、『イノベーターの条件』から読み盗った3つのことを書いていきます。

① 知識こそ資源

知識が現代社会の中心的な資源となったために、大学に第三の機能が加わった。教育と研究に加えて、社会への貢献、すなわち知識を行動に移し、成果をもたらすという機能である。

この文に限らず、全体を通しても、知識こそ資源というメッセージを受け取りました。

歴史を振り返ると「体力や武力が全てだった時代」や「王族などの血縁が力を持っていた時代」などを経て、現代社会は「知識が力を持つ時代」なのかなと思います。

知識こそ資源であることを念頭に、読書はもちろん、人からのお話や視聴覚コンテンツも参考にすべし と読み盗りました。


続いて2つ目です。

②強みに焦点を合わせた人材育成

事実、強みを見出し、その強みに焦点を合わせて進歩させることこそ、教師と教育に関する最高の定義である。

こちらの文は、均一に足並みを合わせる現代教育への的確な批判だと思いました。高度経済成長が終わり、決められた課題の解決のみに特化したマニュアル人間が必要な時代は終わったと思っています。

強みの発掘、強みに焦点を合わせた人材育成が求められている と読み盗りました。


最後に3つ目です。

③ 学校の責任

やがてわれわれは、「生徒たちが勉強せず、できが悪いので」との校長の言いわけを受け入れなくなる。知識が中心的な資源となった社会においては、勉強しない生徒やできの悪い生徒は学校の責任である。

ここだけを引用すると少し言い過ぎな気がしますが、前後の文脈で「学習指導の多くは機械が人間よりも上手くやってくれる」「教師はコーチングに専念できる」といったフォロー的な内容も書かれています。

学校がすべての責任をとるべきかどうか、正直、私にはわかりません。でも、多様な価値観・複雑な情報社会を生きていく今の子どもたちに、考える力(レシピ)社会貢献のための知識(材料)を教えることには大きな責任があると思います。

考える力(レシピ)と知識(材料)を教えることが学校の責任である と読み盗りました。

まとめ

『イノベーターの条件』から読み盗った3つのこと

① 知識こそ資源であること
② 強みに焦点を合わせた人材育成が求められていること
③ 考える力(レシピ)と知識(材料)を教えることが学校の責任であること


次回は『経験価値マーケティング』(バーンド・H・シュミット 著) から読み盗ってみます。

最後までお付き合いいただいて
ありがとうございました。
では、またです。


貴重なお時間をありがとうございます。よき時間となりますように。