メガ・目が悪い


小学生のころから目が悪く、今やコンタクトレンズが手放せない体になってしまった。視力0.03以下の女CHOCOです。

どうしてメガネをかけないのかと問われれば「容赦なきキッズどもに、ことごとく破壊されるから」「視力に差があって、メガネだと頭痛くなる」ていうのもある。だいぶ差は縮まってきた気がするけどね。

柄がなくなっても、鼻が高けりゃ、まだ「かける」ことができたかもしれない。だけどこちとら、へんぺい顔。清少納言より清少納言。横向いて唇と鼻の高さ変わらんから。かくして柄をもがれた無残なメガネはタキシード仮面の仮面よろしく、薔薇と一緒に窓辺に飾られている。わけない。

目のいい人からすれば、目の悪い人の感覚は未知。

「これ何本?」

「三本」

「見えてるやん」

というやり取りを死ぬほどした。今も墓場からエントリをしている。

なんていうか説明しがたいのだけど、目が悪くなればなるほど

モノとモノの境界線があいまいになる。

例えば、青信号の光は大きくにじみ、顔や体の輪郭もはっきりしない。

例えば、床にゴリラの体毛がもりもりに落ちていようと、床が暗い建材を使用していたら毛が足に絡みつくまでその存在に気づけない。

例えば、お年寄りのお家の湯のみが茶渋だらけとか机に飲み物のシミがあるのは、視力が衰えているがゆえに見えていない(きれいだからそれ以上洗わない・拭かない)のだと思う。

これを見てほしい。親子げんかになった原因(CHOCOフィルター有)だ。

C「あんた!いつまでも漢ドほりっぱなしにして!いい加減片付けぇや!!」(訳:かわいいわが子。ずいぶん前から漢字ドリルがずっと置いたままになっているの。片付けてくれるとありがたいのだけど)

子「はぁ!?漢ド学校やし。」(訳:正直戸惑ってる。なぜなら漢字ドリルは学校で預かっているはずなんだ)

C「ほんだらそこに落ちとるもんは漢ドやなかったらなんやねん!!!すててもええんやな!!!!」(訳:じゃあ床に落ちているものは「漢字ドリルではない何か」ということなの…?こわい。ママ怖いわ。)

子「これゴミやで」(訳:まさか、コレのことを漢字ドリルだと?ママ少し休んだほうがいいよ)

C「ゴミやったら余計捨てとかんかいや!!!!!!」

(訳:ゴミやったら余計捨てとかんかいや!!!!!!)

わかりやすく並べてみました。

左 漢ドと思っていたもの     右 正真正銘本物の漢ド

目が悪くてよかったことですか?シミだらけの顔面が、ソフトフォーカスにより美肌に見えることです。ただ、相手には適用されないので困っています。

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