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高齢母とのふたり暮し①

姉家族と同居していた母との暮らしが、ある日突然始まりました💦

わたしには高齢の母と3歳差の姉が居ます。
医者嫌いだった父は、まともに通院もせず57歳で他界しました。
父が亡くなってから母はしばらく一人暮らしでしたが、自分の兄弟姉妹の介護の手伝いやらなんやらであちこち転々としていました。
何しろ昭和初期の人なので兄弟姉妹も6人と多く、それなりに忙しくみえました。

最後のお姉さんを看取り、残るは自分だけ…
ですが母はとても元気でした。
孫のお世話をしていた事もあり、後期は姉家族と同居していました。
当時姉の夫は海外の単身赴任で何年も不在でした。
何年かしてやっと帰国。

すると…
母の事が原因で、だんだん家庭がギクシャクしてくることに…

姉から、
「お母さんの年金で一緒に暮らしてくれない?」
と、唐突にLINEが届くようになり、
受け止めきれないでいると、何度も何度も届くようになりました。
本気で、同ダメなんだな… と思いました。

当時の私はといえば、二人の子供達もそれぞれ家庭を持ち自分の生活を見直す時期にきていました。
子供達が中学生の頃に夫とはお別れし、母子3人での暮しでした。
わたしの生活も落ち着いたので、姉も今度は私に母の面倒をと考えたのでしょう。

私は、娘家族と同居する為、埼玉に家を買いました。わたしと娘の夫との共同出資でした。
比較的広い家なので、姉はそこを狙ってきました。

ある日、仕方なくの家族会議
姉家族の言い分は、
都内の自分の家は狭くて、足の悪い母には辛い。
姉の夫と母の仲が悪い。
との事でした。
義兄と母の仲は… 無口で大人げない義兄が一方的に母を邪険にしていた様です。
母は母なりに気を遣っていたようですが、彼には少しも母の気持ちなど届きませんでした。

私としては、
母が姉の子供達の面倒を見ていたし、ずっと同居していたので、最後まで一緒に居てくれることと思っていました。
それに、
義兄は一流企業に勤めていたので退職金も家2軒くらい建てられる額はもらっていたのを知っています。
↑これね、
時々アッシー君(古っ!)として姉宅のゴミをクリーンセンターに捨てに行かされていまして、ある日ゴミの中から義兄が隠していたらしき退職金の明細を見つけたのです✨

なのに…
家を建て替える事もなく、郊外に広い家を買う事もなく、狭小住宅に甘んじ母親を追い出す方向へ走りました。
お金は… 馬と怪しい投資と自分の老後の為だけのもののようです。

話し合いの時に義兄は、
「オレと息子(40近くのオジサンです)のメンタルが保たないんだよ!」
とキレていました。

びっくりです。

どうして、大きなお金が入った時にメンタルが保てるような家造りをしなかったのか…
もう人として関わりたくないな、と思いました。
姉も姉で、ほとんど義兄のいいなりなので悲しくなりました。

確かに母は元気で話も好きで、煩わしい時もあったかもしれません。
それでも、そんないい方をしなくても!
と、心の中で呟き、母を引き取ることにしました。

幸いな事に娘も孫も、娘の夫も快く事態を理解し高齢の母を受け入れてくれました。
母、86歳の時です。

母親を86歳になってから追い出す姉家族をわたしは一生許せる気がしないでいます。

つづく…


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