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熱いうちに飲め!

コーヒー好きの娘のこだわりが、
結構かっこいい。

一緒にカフェへ行くと、いつも
すぐに飲み干してしまう。

こっちは、

久しぶりにコーヒー飲みながら
ゆっくり話せると思ったのに!

なのである。

娘は、

「できるだけ熱いうちに飲みたい。」

と言う。

「カップが温かいうちに
 飲み終わるのがベスト」

なのだと考えている。


確かに、
家族の為に料理を作るようになり、
出来立てを熱いうちに食べて欲しい、
と言うのはいつも思っている。

でも、提供される側になると、
意外とその気持ちを汲み取れていない
かも知れない。


誰かとカフェへ行くと、
たいていは、久しぶりで
ゆっくり話したかったりする。

早くコーヒーを飲み終わったら、
店を早く出なくてはいけないような気になる。
混んでいたら尚更。

ゆっくりコーヒーを飲む事で
まだここに居る権利を
獲得しようとする。

でも、一方で
冷め切ったコーヒーをチビチビと
飲むのが心底嫌になる時もある。

そう言う時にしている話は、
たいていは、
どうでも良い話だったりすることが多い。


もっとその場所にいたい、
もっと話がしたいなら、

おかわりを頼むか、
場所を変える

が、カッコいいんだろうなぁ。

と理想を描きながら、
実際には、冷めたコーヒーを
チビチビ飲むことが圧倒的に多い。

今日は、オットとカフェへ。
カップがまだ温かいうちに飲み干し、
店を出る。

飲み干したら、底にイラスト出現

中堅夫婦に必要なのは
熱くて美味しいコーヒーだけ。
会話は要らないのだ。

「私たち、本当にいい客だな。」

誰も言ってくれないから、
自分で勝手に評価する。

コーヒーを淹れて
提供している側の方々としては、

熱いうちに飲んで欲しいのか、
ホントに美味しいコーヒーは
冷めても美味しいのか、
やっぱり飲み終わったら、
さっさと帰ってくれた方がありがたいのか
ゆっくりして行って欲しいのか…

本音はどうなんだろうなぁ

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