見出し画像

42才オジサンの転職活動②~辞めた理由~

なぜ40代前半で後先考えずに会社を辞めたのか。

今考えると、アホだと思います。
あまり後悔しない性格なので、前向きに捉えるようにしていますが、まぁ、「なんとかなるだろう」のノリでした。

始まりは38の時。出向という形で地方子会社の運営を任されました。
※半沢直樹などで「出向」が「左遷」と思われる方もいるようですが、この出向は自分が志願したものです。

その子会社は、仕事が100%親会社から降ってきます。安定した基盤で、運営責任者として立ち上げから一生懸命働き、部下には良い会社であると思ってもらえるよう気遣い、スタッフの成長を常に考えていました。

まぁ、細かい話は置いといて、結果どうなったかと言えば・・・

親会社の業績下降に伴い、規模縮小を余儀なくされ、最後には別の会社に売られました。

幸運なことに、事業も社員もまるっとそのまま新しい親会社が受け入れてくれ、会社は継続することが出来ました。ただ唯一、自分だけは退職の意向を伝えました。

実は、売却の話が出る同時期に、退職を決意していました。その時の退職理由は以下です。

・この地方では外に向けた事業拡大が難しい
・地方特有の人柄で、革新的に大きく成長することが無い
・アウトプットばかりで、インプットがまるでない
・この業界は(長年見てきた自分としては)変わってしまった、嫌な面も見てしまったから、他の業界に行きたい

こう思っていました。

こうやって文字に起こし、振り返ってみると、ほぼ「他責」ですね。
運営責任者の自分に、スキルや力や人脈が無かった事を棚に上げた理由ばかりです。

今ならこういえます。自分は失敗したのだと。

ただ、当時の私はそれを認めることができませんでした。

事業縮小方針の中、改善案や方針転換も進まず、ストレスと不摂生な生活のせいで体も壊し、行き詰った末での「結論」でした。このままここにいては自分がダメになってしまう、そう思うしかなかったのです。

後任に引き継ぎを終え、2020年4月末に退職。
そして世の中はコロナ禍。なんという運の悪さ。

転職活動ができる状況ではなく、そして自身としても「ちょっとゆっくり休もう」という思いから、2ヵ月は何も考えないで家で過ごそう、と思い、引き籠ったのでした。

つづく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?