必要な洋服は、すべてCIAが用意してくれます。
こんにちは、サユリです。
もしわたしがCIAの美人エージェントならば、任務に合わせて、必要な洋服はすべて支給されます。
あ、すいません。
美人エージェントなどと、図々しくも自らを仮りに設定しちゃいましたね。
まぁ、そもそもが映画やドラマでは、CIAのエージェントが美人であることは大前提なのです。
華麗な変装、七変化は、視聴者サービスでもあります。ヘアメイクも洋服も、ばっちり別人になりきっての潜入捜査。
ここで大切なこと。
任務に相応しい洋服でなければ、潜入は難しいですよね。
ナイトクラブに潜り込むならば、パーティーピープルとしてラメのミニドレスとか。あるいは逆のスタンスでバーテンダーとして白シャツにネクタイ姿とか。
コーディネート決めました、というレベルではなく、別人になりきりました、のレベルが必要です。もしバレたら危険というか、場合によっては命がけです。
優秀なエージェントは違和感なく変装をやってのけます。変装って、実は最高難易度のファッションコーディネートなんです。
わたしたちも、毎日のコーディネートを、TPOに合わせたミッションと捉えてみると、ファッションがちょっと楽しくなりませんか?
アクセサリーや小物の他に大切になるのが演技力です。あるいはなりきり力。洋服を着る際に必要なアティテュードのことです。
センスのない人、似合ってない人は、このアティテュードがコントロールできていないのです。
例えば、パンツスタイルなのに颯爽とせずモタついた足取りとか、PTAで悪目立ちするアクセサリーを付けてきたとか、アウトドアBBQなのに厚化粧でヒール履いてきちゃったとか。
潜入捜査中なら、バレバレですよね。
わたしたちもミスらないよう、日々の予定をエージェントになった気分でこなしていきましょう。大丈夫、必要な洋服はすべてCIAが用意してくれますから……
というわけには行きませんが……笑
手持ちのお洋服で、できうる限りのミッションコーデに挑戦してみましょう。やりたくない仕事や出たくない会合も楽しくなるし、楽しみにしていたディナーやパーティーはもっとゴージャスに楽しめるはず。
いつもと違った自分になりきるのも、新鮮な発見があります。何気ない日常が色付いて見えるかも。
と、ここまで書いてきて、すでにお気づきでしょう。わたしはスパイ映画やドラマが大好きなんです。
わたしのお気に入りは2007年のアメリカの人気ドラマ〈CHUCK〉全5シーズン、91話。
DVD化されており、U-NEXTでも配信中。
家電量販店で働く冴えないオタク主人公チャックは政府の最高機密情報を間違えて脳内にインストールしてしまいます。彼を保護するために派遣されたのがCIAの美人エージェント、サラ・ウォーカー。
家電量販店の裏側は、実はCIAのステーションになっていたりと、現実離れした設定はさておき、コメディでラブロマンスでアクション満載です。
なんといっても、CIAがコスチュームをすべて提供するサラの七変化は、ドラマの見どころでもあります。
・バーテンダーまたはパーティーピープル
・キャビンアテンダントまたはジェットパイロット
・上流階級マダムまたはテキサスの成金ワイフ
・冴えないハイスクールガールまたはゴージャスなハイスクール女王
・ホットドッグ屋のグラマー店員または清楚なナース
・スポーツインストラクターまたはベリーダンサー
任務に必要ならば、CIAは花嫁のドレスをも用意します。あ、足首には小さなナイフを仕込みますがね。
さすがと思わせるのは、ランジェリーまでもが変装の一部でもあったりします。ボクサーショーツって、実はカジュアルな本命デートの時にこそ身に着けるものでしょ? いつもワンパターンな発想の勝負下着ではなく、ね。
チャックは、毎回、守護天使のサラに助けられ、その変装ぶりに毎回惚れ直すのがお約束です。
ミニスカートのホットドッグガールが、キュートな笑顔の次の瞬間、敵に足蹴りを喰らわすなんて。ギャップ萌えでありながらも見る側の期待にきちんとこたえています。
お読み頂き、ありがとうございます。
今日のあなたのミッションは何ですか?
どんなコスチュームで潜入しましょうか?
日々のコーディネートを楽しめるヒントになれば幸いです。
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