短期離職を繰り返す私

 今年で、社会人歴6年目となった。もう30代も近い。だけど、短期離職を繰り返したせいで、正社員歴は1年しかない。

正社員でなければ職歴ではないと言われれば、社会人歴は1年になる。

アラサーなのに社会人歴1年。

新卒から順調に働いている人と比べると、私は、転職市場で必要とされていないと思う。

 最近、私の職場に新卒が入ってきた。電話の取り方も、輪転機の使い方もまだ知らない、ピカピカの新社会人。彼に比べれば、社会人歴1年目の私は当たり前だけど仕事ができる。新卒と比べなくとも、今まで色々な職場を経験したせいで今の職場で仕事ができるポジションにいる。

 だけど私は、契約社員だ。

正社員になれる保証もなく、給料はアルバイト程度。残業代も出ない。何の手当もない。長く続けられる職場ではなく、同僚も尊敬できる人たちではない。

正直言って、もう辞めたい。

だけど辞めてしまうと次が決まるまでの期間、生活ができない。働きながらの就職活動も今の体力だと厳しい。袋小路に入っている。

 そもそも私がなぜこうなったかは私も分からない。ただ流れに身を任せ、生きてきた。新卒の就職活動が満足にできなかったこと、教員を辞めたこと、内定取り消しをされたこと、人生の分岐はたくさんあった。自分ではどうしようもできないこともたくさんあった。だけど、今の私は、今までの自分の判断に後悔を持っている。

 どうにかしようという気力がもうない。今から頑張るのだ、私の人生はこれからだと意気込める人間ならば違った人生を送っただろう。

 でも、今の生活が幸せだったと思う日も来るかもしれない。私はまだどん底に落ちていないとは思う。井戸の底は見えているけれども。

1億円欲しいです。