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脱毛の真実3 ~脱毛レーザーの選び方

脱毛レーザーにはさまざまな種類があり、クリニックによって違うレーザーが採用されているうえ、それぞれ自院のレーザーの長所をアピールしてくるので、結局どのレーザーが自分の目的に合っているのか迷われる方も多いと思います。
また、「熱破壊式」や「蓄熱式」といった分類もありますが、これも基準がわからなくて困ると思いますし、また古い知識のまま説明されていることも多いので、そこも修正できたらと思います。
今回は脱毛レーザーの解説と選び方についてまとめていきます。


・「熱破壊式」vs「蓄熱式」

熱破壊式と蓄熱式、それぞれの特徴を説明し、どちらを選んだらよいのか基準もお伝えしていきます。

・熱破壊式(ショット式)
熱破壊式は、レーザーを毛のメラニン色素に反応させて急速に温度を上昇させて、毛根組織を焼き切ってしまう方式です。

レーザーを数十ミリ秒という非常に短い間隔で当てると、メラニンに吸収されて毛根が焼き切れますが、毛根の周囲の正常組織には影響がほとんどない、という原理によって安全に施術できます(選択的光熱融解理論といいますが、脱毛を受ける側からすると必要のない知識なので「ふーん」と思って忘れてもらって大丈夫です)。

この方式のメリットは、
・毛根が瞬時に焼き切れるので、施術後に毛が抜けるのが早く、効果実感が得られやすい
・順にショットしていくだけなので、施術者の経験や技量に依存する部分が少なく、効果が安定していて火傷などのリスクが低い

一方で、デメリットは、
痛い
細い毛には効きづらい(レーザーのエネルギーを中途半端に受け取ってしまい、かえって毛が濃くなる「硬毛化」を起こす可能性があります)
くらいで、優れた脱毛方式であるため、この方式を採用しているクリニックが多いです。

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