【MBTI】INTJ女によるINTJ(建築家型)タイプ男性との恋愛考察

私は立ち止まっていられない。恋愛も、結婚も向いてないけれど、
MBTI16タイプ別に斬っていくという目標があるのだから…!
これはもはや恋愛ではない。
私はアスリートのような志をもって、再度マッチングアプリに手を出したのであるー。


INTJ(建築家型)タイプの彼との出会い

トップでいることは、孤独でもある…。極めてレアで、かつ非常に有能な性格タイプ“建築家” (INTJ) の人たちは、このことをよく知っているでしょう。理性的で頭の回転が早く、自分の思考能力、さらに偽善や欺瞞を不思議なほどにも簡単に見透かす力を誇りを感じている人たちです。建築家の頭は常に動いていて、自分の周囲で起こっていること全部をひっきりなしに分析するので、自分のペースについてきてくれる人を見つけるのが大変だと感じることもあるでしょう。

建築家(INTJ型の性格)

結論から言うと、彼との時間は非常に楽しかったが、非常に恋愛ではなかった。未来に対しての理想像をお互い明確に語ることができるけれど、残念ながら結婚に求めるものが双方で異なっていたし、生活スタイルも異なっていた。私達はお互いの合理主義さから、関係を継続することは選べないとは思う。それでも、私は出会えて良かったと感じている。何度かお会いしたけれど、非常に興味深い男性だったし、あなたにとっての「おもしれー女」であったことが嬉しい。
この男性は私と出会う以前にかなりの数の女性と対峙し「…素でいこう」となってしまった人なので、INTJ男性の素の一部、ということで読み物として楽しんでもらいたいです。

彼とは、まず文面のやり取りから非常に盛り上がった。誰よりもメッセージを楽しむことができた男性だった。だからこそ、会うことが決まったときはほんのり期待もあったのだ。

会って、対峙して、会話をしたその瞬間、私ははっきりと感じた。
これが同族、INTJの男性…!

色気とはなにか

彼が提案してくれたお店は、どことは言わないが、付き合って3ヶ月ぐらいで行くならちょうどいいかもねと思わせるような大衆感溢れるお店だった。味は抜群に美味しかったけれども。
なお、比較するようで申し訳ないが、元恋人たちは女性受けするようなお店に連れて行ってくれた。
「君と牛丼屋とかラーメン屋なんて絶対行かない…連れていけない…。それは一人で行く。」
と言ってくれた元恋人達…元気にしておりますでしょうか…。私は全く元気ではないので、こんなNoteをしたためているよ。

さて、INTJ男性との最初の会話は、どんな内容だったかというと…

「出身大学は?××学部なら、○○の資格は持っていますか?」
「なぜその会社に就職したのですか?」
「今後どんな感じで働いていきたいですか?」
「2馬力のほうが絶対いいと思うんですけど、どう思いますか。」

…私は就職活動をしているのか?もしかして次は学生時代に頑張ったことでも深堀りされるのか…?

私は、相手がどんな学校出身で、どんな分野を学んでいたのか非常に興味がある。これは、異性としての興味でなく、「人」に対しての興味だと思う。

どんなものにあなたは関心を持つの?どうしてその分野に進んだの?それは現在の職業と関連性がある?それともない?今はどんなことに関心があるの?

【MBTI】INTJ女によるINTP(論理型)タイプ男性との恋愛考察②

前作のINTP男性との恋愛考察から引用したこの文章は、紛れもなく私が書いたものだ。そうだ、そうだ。自分で言っていたじゃないか!でも、待ってほしい、これはあまりにも採用面接すぎる。この場に男女の色気なんて全くない。
しかしながら、この面接官、逆質問も受けつけてくれるし、私が意義を唱えれば「その意見めちゃくちゃ面白いですね」と笑顔を見せるのだ。これは、上下関係ではない。お互いがお互いの採用面接をする面接官なのに、面接するのもされるのも圧倒的に楽しんでいる不思議な体験だった。

INTJと女性社会

0.8%しか存在しないという、数少ない同胞である、INTJ女性の皆様にお尋ねしたい。
女性社会において、あまりにもINTJが過ぎると、浮くどころの騒ぎではないですよね…?
いくら、INTJが好感度を気にしない性質があるとはいえど、決して積極的に嫌われたいわけではないだろう。どう考えても、敵は多いより少ないほうがいいし、嫌われるよりは嫌われない方が生きやすいのだ。

小学生の頃の話である。
「一緒にトイレに行こう!」って誘ってきた女の子に対して
「えっ?なんで?一人で行かないの?」と言い放ったことを私は今でも覚えている。
私の尿意とあなたの尿意はリンクしないだろうと本気で思ったのだ。また、なぜトイレで談笑する必要があるのか、あの頃の私には理解できなかったし、何ならアラサーになった今でも全くわからない。
休み時間は本を読み漁りたい私が、このお誘いに対して、「いこー!」が模範解答だと知るのは、もっと大人になってからだった。
成長とともに生きる処世術を身に着けていかなければ、特に女性社会では簡単に息ができなくなってしまう。私は息をするように共感して生きていくことはできなかったから、経験や知識で擬態してどうにか無難に過ごそうとした。
「私の尿意とあなたの尿意はリンクしないよね?なぜ一緒に行く必要が?」なんて言ったら、どうなるか。男性でも想像がつくのではないでしょうか。15分後には村八分です。共感性もない、社交性もない、合理主義で生きていくなんて、女性社会では確実な死なのだ。
でも、男性社会では、女性社会よりもINTJは生きやすいんだろうなと思う。何なら「変なやつ」でも一目を置かれるのかもしれないし、同志にも出会えるのかもしれない。ただでさえ生き辛い判定をされがちなINTJだが、INTJ女性の生き辛さは相当なものであると私は思っている。
人口換算すると0.8%しかいないという数字の妥当性はわからないけれど、どう考えてもINTJ女性が多数派ではないことぐらいはわかる。私は同志に現実社会では出会ったことがない。
また、女性社会では「変なやつ」は全く褒め言葉ではないし、私自身は悪意のある「天然だね」を何度も投げかけられている。私がある程度、見た目に気を遣っているのはあまりにも初期設定だと生き辛いから、集団に溶け込むための処世術で身につけたといっても過言ではないと思う。

「上っ面の会話をして何が楽しいんですか?」
INTJ彼が言いたいことは、私には非常によくわかる。
興味のない女性にこそ好きな異性のタイプを聞いたり、浅い会話を繰り広げたと彼は話してくれた。私は彼から好きな異性のタイプなんて聞かれなかったし、週末は何をして過ごしているんですか?というお決まりテンプレートもなかった。えっと、アイスブレイクってご存知ですか…?

猛烈にあなたのいいたいことはわかるの!
わかるけれど、聞き方ってものがあるでしょう?!
無意識のうちにあなたが面接官をできるのは、男性社会が、女性社会以上には共感性を求められないことに起因しているのかなと思った。ここに、男性の圧倒的強者を感じて、私はほんの少し、苦しくなってしまった。

ルックスはセンター試験、中身は二次試験

「見た目はセンター試験みたいなもの。どんなに二次対策をしてもセンターが通らないなら受からない。もはや二次対策をする必要性がないし、なんならセンターだけで入れる大学もありますよね。」

私のこの発言に彼はひとしきり笑ったあと、

「二次試験通るような人は、センター試験ももちろんそれなりの点数を取るものですよね。」
そう答えたのである。つまりは、性格が素敵な人は見た目だってもちろん素敵だよねをわたしの喩えを使った表現したのだ。

※現在は「大学入学共通テスト」という名称だが、アラサーの私には「センター試験」がしっくりくるので、この表現を使わせてもらう。

この例えは彼には伝わるだろうなと思って発言した。確信があった。けれど、まさかそんなに刺さるとは思わなかったし、
「自分の周りに伝えても絶対感動しますよ。」と笑ってくれた。
伝わるだろうか。彼とはこんな会話ばかりしていた。恐ろしいのは、カフェでコーヒーを挟みながら談義するだけで12時間以上の時間を過ごして、デートが終わる日もあった。

【MBTI】INTJ女によるINTP(論理型)タイプ男性との恋愛考察②では、
”女性”としての魅力に興味を持つだけでなく、”人”としての魅力に価値を見出してほしい
と述べたけれど、INTJ男性はまず、私に”人”としての魅力に価値を見出してくれた(と信じている)。

友人や周囲の話によると、私の見た目と雰囲気は完全にゆるふわの可愛らしい女性…とのことなので、本来の私と見た目で大きくギャップがあるのだろうなとは思う。外見から、ドS系女王様のイメージを持つことはまずないと思われる。 
90%以上の確率で、私はまず女性としての魅力で好意を持たれる事が多かったように思う。可愛いだの、美人だの、その仕草が好きだの、全ては性的に刺さる”なにか”だったんだろう。庇護欲を掻き立てるなにかだったのかもしれない。(実際は結構獰猛なのに。)

このINTJ男性は、違った。確実に私を「人」としてみてきたし、
「こいつ…おもしれー女…」
という心の声がビシバシ伝わってきた。
そう、私はINTJ男性にとってのおもしれー女だったのである。

ルッキズムに言及したり、なかなか失礼な人だなとも感じたけれど、私にとっても彼は「おもしれー男」だった。なぜ、彼との対話がこんなにもおもししろく、そして時にイラッとさせられるのだろうか。
まず、一つに彼は私を見下してはいないなと感じた。どんなに話題が失礼であっても、不躾でも。
彼の学歴は大層なものだったけれど、私の学力そのものはどうでもよさそうだった。大事なのは、なぜ、その分野を選んだのか?どんなことに興味関心があるのか?つまりは、就職活動の面接に近いことを根掘り葉掘り深堀りされていた。私は私で、すべてのストーリーに自分なりの理由と根拠があるから、語ることはできてしまう。
はじめてだった。男性から私の学歴はおろか、学生時代の研究内容について尋ねられたのは…。お見合いでもない、これは就職活動の面接なのだ。

また、彼は私の見た目について何一つ言及してこなかった。
唯一、「写真の印象と変わらない、というより、それ以上の方が来たなと思いました。」と言葉をいただいたけど、これは至上の褒め言葉だったのではないかと思う。
「そもそも論として会おうとしている時点で、センター試験はクリアしていませんか?それが詐欺写真でないのであれば。」とさらっと口にしていたが、
私のセンター試験の例えを活用してくれるそのセンス、そして「おもしれー男」からの賛辞はとても嬉しい。私は彼にとってのセンター試験は問題なくクリアしていたようだけれど、それがセンターラインギリギリなのか、余裕のセンター試験突破なのかは全くわからない。そして、センターを突破しているなら、見た目においてはそれ以上の加点もないのだろうなと感じた。また、彼にとっての二次試験という意味では、私の小論文はさぞかし面白く、興味深いものだったに違いない。私達の人生はきっと交わることはないけれど、それでも同志だったのであるー。

まとめ

・INTJ男性は知能が非常に高く、そして求める理想も恐ろしいほど高い。
 →素直に女性に降伏する事はできないと思う。しかし、その仮面を剥がして私に沼らせたいという謎の欲求が生まれる。
 →理想は遥か彼方遠くにあるが、INTJ男性は自分の理想の高さを完全に自覚しているため、もはや諦めてもいる。

・対話や議論を楽しめる関係性で間違いない。ただし色っぽくはない。
→INTJ女性とINTJ男性はともに「おもしれーやつ」になりうる
→INTJ同士、プライドの高さはエベレスト級だが、張り合うことは恐らくない。
→お互いをリスペクトできるが、お互いのあまりの理想の高さと妥協を許さない精神のために、「さらば!達者でな!」と去っていく。擦り合わせて一緒にいる発想が双方に恐らくない。

・見た目はセンター試験なので、二次試験のほうがよほど厳しい
→理想の高さはあれど、外見に対しての関心は恐らく他タイプの男性より求める水準を下げている
(ただし、下げていると思っているのは本人だけ。厳しい審美眼を持つので、周囲から見たら完璧超人を求めているやつにしか映らない)

・INTJ女性とINTJ男性はお互いが会話をすれば同族であることに気づく。ただし、INTJ女性を見分けることは、INTJ男性を見分ける以上に困難を極める。
→INTJが女性社会で生きていくためには、擬態やある程度の社会性を身につける必要があるため、ぱっと見気づかれない事が多いと思われる。
しかし、INTJ男性はINTJ女性ほど擬態をしないしする気もないので、INTJ女性は、
「なぜこんなに不躾なんだろう。それで許されてしまうんだろう。共感性をもて!」とイラッとさせられる。

以上、INTJ女性によるINTJ男性との恋愛考察である。
(私個人との相性はいいんだけど、いいんだろうけど…!?って感じです。続編は余力があれば書きたいです。おもしれー男なので考察がつきません…。)

※MBTIタイプ別に出会った男性とのエピソード、分析を記述しているだけで
特定のMBTIを貶めるつもりは全くありません。また、相手への好感度など様々な条件が異なるので、バイアスもかかっています。
あくまでも、出会った男性のMBTIを記載しているだけですのでご了承ください。

(スキやコメント、X(Twitter)での個別DMなどでの皆様からのご反応、とても嬉しいです!非常に励みになります…!)

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