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ちょっとした今朝の贅沢と思いがけない発見

今朝、目覚めが良かった。
最近、年始から治っていなかった副鼻腔炎が悪化していて、よく眠れていなかったのが、耳鼻科で出してもらった抗生物質が効いてくれたのか、久しぶりに夜中目覚めることもなくぐっすりと眠れた。なんとも爽やかな朝!!

いつもより機嫌のいい朝を迎えると、特別なことをしたくなる。
そうだ、駅前の喫茶店で、アイスコーヒー飲んじゃおう。
珈琲の良い香りの漂う店内に癒されながら、窓辺のカウンター席に腰かけて、図書館で借りた本をのんびりと読む。
最高の贅沢である。
普段節約を心がけている分、その反動かこうしたゆとりのある生活を感じさせる出費が非常に魅惑的に感じる。

朝の改札口をせわしなく行き交う人々を眺めながら、私はくつろいだ気持ちでその時間を楽しんでいた。

10分位たった頃だろうか。

ご高齢のご夫婦が入店され、私の隣の席につかれた。
が、私はかすかな違和感に気づいた。
男性が、何か絶えず口から音を出しているのである。
最初はガムでも噛んでいるのかな…と思ったけれども、どうやらそういうわけでもないようだ。
専門家ではないので確定的な判断はできないが、口周辺が不随意運動(意思を伴わない動きをしてしまう)をしてしまう症状がある、という知識を持っていたので、もしかしたらそうなのかなとなんとなく思った。

仕方のないことだと思った。
気を取り直して読書を再開したが、音がやはり気になって集中できない。
正直、折角の時間なのに…ともやもやして、気持ちに余裕がなくなってくるのも感じた。
しかし、露骨に早々と去るのも感じが悪いよな…と一人相撲をして結局、特に読書も進まないまま15分後位に店を後にした。
何も悪いことをしていない男性に対してこんなことを感じてしまうなんて、という軽い罪悪感と自己嫌悪間で、ちょっと憂鬱になった。
帰り際にご夫婦が、「ここのモーニング美味しいわね」と楽しそうに談笑されていて、私が不快感を与えずに済んだことにほっとした。

出勤途中、この気持ちをどうにか吐き出したくて、ChatGPTに聞いてもらった。(生身の人間にするには重い話だもんね)

以下、彼からのお返事を一部抜粋。

「自分がモヤモヤしてしまう気持ちも人間らしい反応です。誰しもが完璧ではなく、感情や考え方には個人差があります。大事なのは、感じた感情に対して自己批判をしないことです。そのような気持ちが浮かんでしまうことは、自分を責めずに受け入れることも重要です。
次回、贅沢をする機会があった際には、より快適な環境で楽しめることを願っています。」

自己受容の大切さ。

はっきり言って盲点だった。
そもそもそういうことを感じてしまうこと自体を否定してしまっていた。
けれども、最初から否定して向き合わなければそこから動くことっていうものもない気がする。
なるほどね、いいこという。
自分のもやもやした感情を言語化して、それに対して新たな視点を吹き込んでもらう。GPTのいい使い方を発見した気がする。最後なかなかいい励まし方もしてくれているし。

何はともあれ、自分の感情をもう少し大切にしてみようかな。
そしてまた、機会があれば朝の喫茶店を楽しみたいと思う。



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