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【お店番日記】日曜日と月曜日の本屋さん

吉祥寺ブックマンションで開いている本棚本書店。
2月は2回お店番の機会があったので、これまでより多くのお客さんにお会いすることができました。

あ!そういえば、書棚の位置が変わったのですよ。
前よりも目線の高さに近いので、多くの人の目に留まればいいなと思います。

1月さて、からここまで、本棚の特集を「本の本」にしてやっています。
本好きの人は本にまつわる本が大好きなのですよ。

「本」
「読書」
「書店」
「本屋」
「図書館」
「図書室」

こういうワードが入っている本、買いがちじゃないですか、みなさん。
わたしも例にもれず、なんで、エッセイやら小説やらでそういう本を持っています。

そしてそれとは別に、「評論」や「研究書(主に新書)」のたぐいも、よく読むんですよね。
それは物語の世界をより深く味わったり、「読書」という体験を新しい側面から観ることができるからです。

そんなわけで、わたしの本棚にあり、生き延びている「本の本」を現在本棚本に置いているのですが、少しずつ売れてきています。
傾向を見ると、物語よりも新書系の本がよく売れる印象……
いや、そうでもないか。

まあ超有名作品は売れにくいな、という感じです。
そりゃまあ、ここじゃなくても出会いますものね。

最近はヨシタケシンスケさんの本がよく売れたり、読書論系の本も売れたりで、嬉しい限りです。
みんな、『本好きの下剋上』も読もうよ。
読んでちょうだいよ。
すごくいいからさ。

そうそう、お店番の話。
日曜日のお店は、結構混雑しています。
1時間あたり5人以上はいるな、という感じ。
多いとも1時間で10人とか、それ以上お客さんが入ります。
本も20冊近く売れたりしますね。

そして人の波がさったなーと思うと、おしゃべりに来た常連さんとか、棚の入れ替えに来た店主さんとかがいらして、あれこれおしゃべりをします。

先日は、以前私が勧めた『鹿の王』を買ってくださった方が、お友達と一緒にわざわざ感想を伝えに来てくれました。
こんなうれしいことって、なかなかないですよね。
ありがとうございます。

んで、今回棚に置いていた「八咫烏シリーズ」の『単』と『主』を勧めてお買い上げいただきました。
4月からNHKでアニメ化ですよ。
一つの時間軸の表裏を楽しめる作品です。
アニメ化はどうなるやら。

とりあえず、「新鮮な悲鳴が聞きたいのでSNS繋がってください!」と変な人みたいなお願いをして繋がっていただきました。
悲鳴を聞くのが楽しみです。

月曜日は全体でお客さんが20人くらい。
それでも結構来るなあ、という印象でした。
売れ行きはイマイチでしたが、じっくりゆっくり棚を見ていかれる方が多かった気がします。
あとは客足が絶えたときにひたすら読書してました。
こういうのもいいですね。

さて、次回のお店番が3月末なので、4月から新しい特集にすることにして、3月いっぱいまでは、なんとか「本の本」で持たせようかなと思います。
思いますけど、本を入れ替えに来る時間、あるかな?
吉祥寺のブックマンションは、開店時間が平日は17時までなので、仕事帰りに入れ替えるのがむずかしいんですよね……

ま、とりあえず4月は、新しい特集を組みたいなと思います。
お楽しみに!

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