タイムトラベル

夏への扉

母が、小難しい本を薦めてくるのに反して、私は小さい頃からSFが好きで、最初に図書館から借りた本はたしか、「飛ぶ船」だった。
そのあとも、タイムトラベルを中心に、私のSF好きは加速して、不思議な世界を楽しむようになっていったのだ。

でも、その中でも一番好きなものをあげてと言われると、
ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」が一番好き。
当時、私は山下達郎が大好きで、この曲「夏への扉」が、実は、ハインラインの夏への扉がベースに作られた歌だと知って読み始めたのがきっかけで、物語もこの曲も大好きになったのだ。
この曲、久しぶりに聞いたけど、やっぱりとってもいい。
コーラスに達郎の声にベストマッチングな吉田美奈子が入っていたり。

SFっていうのは、いつも私にワクワクをくれていたんだと、
今こうして久しぶりに振り返りながらそんなことを思った。
「ひとつでも、信じていることがあれば扉はきっと見つかるさ」
この歌詞のように、物語の中には一匹の猫「ピート」が登場する。
主人公が飼っているピートは夏が好きで、いつも夏を探して、猫用の扉を開けて外へ出る。
(そんな言葉が文中にあった記憶があるけど、間違ってたらごめんなさい)
そして、主人公は自分だけの夏への扉を開けるために1つの決断をする。

達郎の歌を聴きながら、
当時の私はまだ若くて、開けたい扉があったんだなぁ。
と、ちょっとほろ苦い気持ちになった。
そして私は、ちょっと寂しいけれど、開けたい扉の鍵はもう全部、開けたんだということに、今、これを書きながら気づいてしまった。
これからは、扉の先へ進むことを考えていく時期なんだってことも。
わかってしまった。

信じる。
って、力になるから。
信じていることがあるなら、
扉を探し続けてください。
あなたの夏の扉は、
必ず見つかるはずです。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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それではまた明日。
同じ場所で。



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