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キャンバスに地塗り?下塗り?何のために塗るの?

こんにちは。今回はアクリル絵具や油絵具で描くときの下塗りの効果について簡単に描いてみました。※キャンバスに限らずなのですが、キャンバスに描く方が多いと思うのでここではキャンバスで説明しています。
人によってやり方はそれぞれです。このやり方が全ての人に当てはまるわけではありませんので一例としてみていただけると嬉しいです。

地塗りはキャンバスなどを描画できる状態にすること

市販で売られているキャンバスはほとんどが白い下地材が塗られ販売されているので、購入後そのまま絵を描くことができます。
ですが、キャンバスの目をなくしたりマチエールをつくるため、色付きの下地 (有色下地) にしたい、キャンバスを自作する時や木製パネルなど、又はキャンバス以外のものに描くとき等には描画できる状態にするための地塗りが必要になってきます。
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※マチエールとは絵肌の調子の事です。ざらざらした画面や、凹凸のないものなど様々です。

有色下地で色に深みをだす

有色下地とは色のついた下地の事を言います。下地自体に色がついているので絵具をのせた時に下地の色が影響し色の深みがでやすい等のメリットがあります。ただ、絵具本来の色を出したい場合は白い下地のほうが画面も明るく絵具の色をだしやすく感じます。どんな仕上がりにしたいかで、下地の色も考えていくことが大切です。

下塗り(アンダーペインティング)で色に深みを出す

描きだしは白いキャンバスでも、仕上げの色とは別の色で絵を描き、上から絵具を重ねていく事で色に変化をだすことができます。キャンバスに描く下描きのようなものです。形をとったり陰影をつけたあと、塗りたい色を重ねていきます。
これもやり方は様々で、とにかく色んな色をのせてみるということもありますし、べた塗でやったりもします。

まとめ

簡単に終わらせましたが、いかがでしょうか?
下塗りでよくあるのがグリザイユ、カマイユなどです。(西洋絵画の古典技法)これについてはまた、次回か、またその次か…別の機会に。
今回、色の深みをだすことについて書いてきましたが、下絵はなく軽さのある明るい絵もあります。決まりはないので、こういうやり方もあるんだな…というくらいに思ってもらえたらいいかなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。読んでくれた皆様に楽しい時間が増えますように。
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