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眠れぬ夜の逆シンデレラ【要領悪いアメリカ留学35】

気がついたら、もう2月末。
サンフランシスコは毎日10~15℃くらいを推移しつつ、
雨季のため、ゲリラ豪雨みたいなのが頻発しています。

そんな中、僕は今月の初めから体調不良が続いています。
ええ、「花粉症」です。

子供の頃は全く症状がなかったのですが、
5年くらい前から、少しずつ症状が出ています。

僕の典型的な症状は、夜寝る時に、鼻粘膜が腫れて鼻内の気道を完全に塞いでしまうというもの(鼻閉)。
そう、夜12時を過ぎると現れる、さながら「逆シンデレラ」と言うところでしょうか。
今年は、詰まっている上に、鼻水まで湧き出すのですから、
そろそろ「夜の石油王」に改めてもいいのかもしれません(ちょっとやらしいw)

このように鼻が完全に詰まると、入眠が悪かったり、睡眠が浅くなる、
もしくは睡眠中口呼吸になり、朝起きると口がカラカラ。
さながら、石油を掘り尽くし、資源が枯渇した砂漠のようです。
つまり、朝は恵みの雨から始まる、「一人プチ地球」です。

昔、俳優さんが「外国に住んでから花粉症が良くなった」と言っていたのですが、やはりアレルゲンの個人差と地域植生の差で、100%再現可能ではないようです。

学生の頃、英語の授業で、「アメリカには花粉症がない」みたいなことを習った気がしますが、全然普通にあるみたいです。
ただ、”pollen allergy”は通じない人もいて、”seasonal allergy”と言うのが一般的です(最近の僕は”annual festival”と言っていますw)

アメリカの薬局で買える薬は、大抵、抗ヒスタミン系のものばかり(アレグラみたいなやつ)
この系統の薬があまり効かない僕としては、他の種類のが欲しかったのですが、処方箋が必要で、わざわざ病院に行きたくないと言うことで諦めました。
日本の病院ですら、日中に症状がほとんど出ないので、症状を説明するのも難しかった記憶があります。
ただ、抗ヒスタミンはあまり効かないこと、昔は効いたエフェドリン(アドレナリン系)ももう効かないし、市販のステロイドスプレーも効かない。多分、エフェドリン効かないから小青竜湯も期待できない。と消去法を並べ立て、モンテルカストに落ち着く感じです。
しかし、これを英語で語れるかと言われると微妙です。。。

以前、鼻にストロー突っ込んで気道確保したらどうかな?と思ってやってみたら、残念ながら効果はなく、ただ痛いだけでした(薬学部出身とは思えない発想)
このことを同僚のドイツ人に話したら、
「え!?日本人はそんなことするのが普通なの??」と言われました。
日本を代表して恥をかいたことをお詫び申し上げます。

その同僚と花粉が多そうな公園をお散歩してきた。

*******

元々は2月の頭に日本に一時帰国する予定でした。
と言うのも、Switchを買うため、大学学部時代からのお友達の結婚式にお呼ばれしたからです。
しかし、家計等や仕事のこととかを色々検討した結果、今回は見送ることとしました。
去年の2月に帰国したのは、年度内に日本で働いていて、大怪我を負ったりしていたので、税金関係のことをしにいく必要があったのですが、今年度は収入の100%が日本の課税対象外なので、手続きにいく必要がありません。
(マイナカードがあればオンラインでできますが、出国の際に無効になったため、できませんでした。)

僕が大学学部時代に所属してたサークル的な集まりでは、僕らの代のみですが、メンバーの誰かが結婚式を挙げるときには、何かプレゼントを作る習慣がいまだに続いています。
例に漏れず、今回結婚した友達に向けても11月から雑誌のようなものを作っていました。DDLCかな?

Zoomとgoogle officeは偉大ですね。
僕だけ海外にいるのに、普通に一緒に作業できました。
たくさんの写真やムービーをシェアしてもらって、行けなかった部分をかなり補ってもらえた気がします。


そうやって花粉症で眠れぬ夜を過ごしている中で、
少しがっかりしたことがありました。

僕は昔から人付き合いが良い方ではなく、
大学生の頃は愛知県内の僕のサークルと同系統のサークルの大学生200人を集める飲み会を幹事として開催するムーブを見せながらも、
あんまり知らない人と飲むの好きじゃなくて、結局いつもの人たちと飲んでたような気がします。
イケイケの陽キャに見えて、人見知りだったので、
「アスパラベーコン男子」と言われてましたw

以後は、ちゃんと人見知りも直して(多分)、上部だけでも社交的な感じを出しています(バイブル)。
ただ、昨年くらいから、その姿勢に少し限界を感じ始めたのです。

長年遊んできた友達に「変わってしまったな」ってがっかりしたり、
いたずらに色んな人と関わりたいと言う気持ちも減衰してしまった(外国人に関しては勉強と割り切って頑張ってるけど)

ある日の夜にサンフランシスコでベンチャーの社長と飲む機会があったのですが、
今振り返ってみると、しょうもない自己啓発本を読んでしまった感じに終始してしまい、なんだかなあと思ったり。

1月末には日本人研究者が集まるJSPS(日本学術振興会)主催の会があったのですが、立食パーティー中に孤立してしまいました。
写真見ると、目が虚ろだったので、やばい人に見えたかもしれないw(不眠)

アメリカで出会う多くの日本人、特に企業の人は「人脈を拡げたい」と言う人も多く、名刺を押し付けてきたり、LinkedInやFacebookを聴いてくるだけの人とかいるけど、
(内心、そんなやつが有機的な人脈を作れる訳ねぇだろとは思っている)
やっぱり、僕には無理そうだな。

僕は頑張って「人脈を拡げる」ことには長けてないのかもしれない。

ただ、自分の手の届く範囲の人たちとこれからも仲良くできたら幸せなんだけど、
もし帰国したら、婚活アプリとか始めるのかなぁ、、、全然出来るイメージがない。。。
(アメリカの人も、みんな色々勧めてくれるけども、、、笑)

そんな手が届く範囲の人間関係でいいやと思っているくせに
こうやってnoteなどを不特定多数に晒してみたり、
世界にインパクトを与えるような成果を目指しているの
一貫していないな、、、

こんなボウルに満たされた酒を飲むパーティーは向いていないらしい
癒しが必要だったので、チルタリスさんとイーブイさんをお迎えした。
サンフランシスコのリーリエになりたい

眠れない夜や実験室ばかりに引きこもっていると、
どうしても1日がモノクロになってしまう気がする。

僕の場合、人脈を拡げることより
日常をカラフルにする
なにかがあるんじゃないか
何かちょっとした小さなチャレンジを重ねながら探してみようと思います。

最近もらったお守りを大事にしながら、
まずは自分の作る中華のレベルアップかなぁぁ

最近食べた味噌火鍋の素、美味しくない赤だしみたいで残念だった。。
こういうゼリーはjapantown行かないと買えないから、週末に買いに行くぞ!

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