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柔らかきもの 〜無名人インタビューに参加させて頂いて

先週、職場でクリスマスパーティーがありました。
終わってデスクに戻ると、隣のラボの人がわんこを連れてきてました🐶
僕の方に来てくれたので、撫でてみると、
「世界で一番柔らかい。。。!」という言葉が漏れるくらい、ふわっふわっ

こんなこと考えてる人間に撫でられてるわんこはどう思ってるんだろう?
ヘアカットの後で少々お疲れな彼は、尻尾を振ったり、クンクンしてくれる訳でもなく、複雑な表情でこちらをみてました。
なんか、質感の感想ばかりでごめんね。

人間のような言語体系のない動物は、どういうシステムで思考しているのだろう、、、?
こんなことを言ってるから、研究者っぽいと言われるのかもしれません。

こんにちは、もしくは初めまして、ちょです。
さて、この記事では、2023年12月23日に公開された「無名人インタビュー」様のインタビュー企画に参加させていただいたレポートを記載していきます!
↓インタビュー記事はこちら↓


今は色水遊びしてないけど、蛍光タンパク質とはご一緒してます。
聞かれたことはありませんが、好きなのはmRuby2です💎

知った経緯と応募

きっかけは、突然noteのオススメに現れた個人のインタビュー記事。
エッセイ読むのが好きな僕にとっては非常に面白いコンテンツだと感じて楽しんでいました。

インタビュアー皆さんの質問の巧さを見ているうちに体験したくなりました。
その考えのベースには2つの僕の意識があると思います。

1つ目は、対話でのアウトプットへの苦手意識
noteの文章ではご機嫌な内弁慶をキメていますが、実際の会話上のアウトプットは不得意です。
今後、色んな国の方と話したり、企業等との面接があり得る身としては場数を踏んでおきたい思いがあります。

2つ目は、インタビューの展開や組み立てを間近で学びたい
1年くらい前の僕はオンラインコミュニティやポッドキャスト上でインタビュアーとして、質問を投げかける側でした。
しかし、展開や質問の質のことで、後で反省することが多く、少しでも経験のあるインタビュアーの方の技術を学びたいと思いました(あくまで趣味とかスキルアップの一環ですが)。

11月初旬、1週間くらい悩んで応募しました。
すぐに返ってきた返信によると、1週間くらいで具体的な段取りに関するご連絡頂けるということでした。

柔らかいもの選手権 (1) 実験用発熱ジェル;実験用なので包装が意外と硬い。。。

スケジュール相談〜インタビュー当日

11月中旬、出張から帰ってきてから、何気なく迷惑メールフォルダを確認してみると、1週間前に来ている。。。😱
慌てて返信したところ、丁寧に御対応して頂きました。

11月下旬(thanksgiving day)、インタビューは希望させて頂いた、こちらの夜間(日本時間のお昼過ぎ)にzoomでお互い声のみで1時間程度、実施していただきました。
担当してくださった、インタビュアーの尾崎ゆきさんは、
過去のインタビューの中でもインタビュイーの重めな話も引き出していたり、何でもまず受け止めてくれる
そんな印象通りの、衝撃吸収材、 柔和な方でした。

↓過去には尾崎さんご自身もインタビューに答えられていらっしゃいます↓

↓ご自身へのセルフインタビューも↓

僕は先述のようにインタビュアーをしたことはあれど、インタビュイーとしてたち振る舞うのは慣れていません。
普段のnoteで書いているのは、いわば加工済み、工場直送のパッケージですが、インタビューで答えるのは、在庫分もありましたが、ほぼその場で即興で調理するものばかり。

即興で存在しないメニューを作り上げるシェフの手捌きとは異なり、Lv1のインタビュイーの僕は、左手を猫の手にしながら、まな板の上でゆっくりオーダーに答え得るメニューを思案するのみでした。

同時に、今まで無茶な質問をしてきたことを思い出しました(集中しなさい。)
1つ懺悔しておくと、
学生時代、鶏肉屋さんで、「普通のチキンカレーに飽きたんですけど、どの部位を入れたらいいですか?」という質問をした覚えがあります。
この異常者の質問に対して、「ぼんじり」をオススメしてくださった神対応は忘れません。美味しかったです。「ふりそで」もよかったです。ありがとうございます。

柔らかいもの選手権 (2) 洗濯用洗剤ジェルボール;でも衝撃や水に弱いんでしょ

文字起こし、編集作業

12月上旬、早くも文字起こし原稿がgoogle document形式で送られてきました(早い!)
匠の手によって、あんなにはっきりしない受けごたえが、なんと言うことでしょう。ちゃんとしたテキストになっています。
今日(12/23)の公開直前まで、細かな修正や提案に丁寧に対応していただきました。

改めて読み直すと、特にパワーワードもなく平坦なことしか言えなかったんだなと思いつつも、変に意識して、
「知ることは愛すること」の話の部分で、「僕は愛知県出身で、愛を知る もしくは 知ることを愛する、その聖地出身の十字架を背負っている」みたいな異常なことを言わなくてよかったですw

好きなポケモン実況Youtuberの方が、「沖縄のセーブ王」という肩書きを使われているのですが、僕も「愛知のラブファントム」。。。
みたいなことを言わなくて本当によかったですw w

そんな姑息な奸計はノイズでしかありません。

この言葉は尾崎さんのnoteの記事を読んでいて、尾崎さんご自身の言葉ではないものの、その受け取り方について共感し、印象に残っていたので、インタビュー中に言葉として出ました。

愛するものは、人でもいいし、動物やモノ、はたまた概念や時間でもいいかもしれません。
そして、「知ること」と「愛すること」は階層関係ではなく、行き来できる関係であり、相加相乗の関係だと素敵。
もっと夢中になれたらいいのに。

柔らかいもの選手権 (3) Yogiboさん;日本のショールームで埋もれたやつよりアメリカで買ったやつは硬い気がする

後書きへの後書き

尾崎さんが後書きにて、

「自分の世界を持ちつつも、他者や社会と上手にコミュニケーション取れる人だと思ったのですが、なぜなんでしょうか?」みたいな感じで質問したかったんですよね。

と書いてくださったのですが、過分な評価をしていただき恐縮です。
実際、僕自身はそこまで他人とのコミュニケーションが上手だという実感はなく、
良くも悪くも気のあった人としか遊ばないようなthe内弁慶おじさんです。

研究者というと、研究対象にしか興味がないように思われますが(そういう人もいますが)
僕の場合は、究極は人間世界に研究成果を当てはめて、我々の世界をより良くできるといいなあという憧れがあります。

分かりやすい例としては、自身の明らかにした生物の性質から、病気の根源が明らかになり、そして治療法が開発される。そんな未来を妄想しています。
そのような憧れの根本には、「人間が好き」という自身の思いがあるのだと思われます。
だから知りたいし、良くしたい。
そう言う意味で、外の世界とのコミュニケーションを疎かにはできません。

そのような「情けは人のためならず」な部分から、自身が没頭する世界と人間社会を行き来しながら生活しているのでしょう。

こういう質問の意図をその場で汲み取って、スマートに回答するには、
もう少しトレーニングが必要そうです。。。(この文章は果たしてスマートなんでしょうか?笑)

今回の機会にLv.2になれたかしら?

どうやったら、話し手の方が話しやすいように質問できるんでしょうかね……。今の私の悩みです。

なんて尾崎さんは後書きに書かれていましたが、
(想像上で)用意してくださった、人をダメにしないくらいの柔らかソファに寄りかかって、程よくリラックスして答えることができました。(リラックスし過ぎたのかもしれませんw)

柔らかいもの選手権 (4) 衝撃吸収材;柔らかいし頼れる

終わりに

僕のように、他人に話すことに自信がない人、場数を踏んでみたい方は、
まずこのような素敵な柔らか環境から始めてみてはいかがでしょうか?

清少納言さんが柔らかいものをリストアップするとしたら、稚児とか白き単衣を挙げるでしょう。

ぜひ、清少納言さんも、尾崎さんに話を聞いてもらって、ぜひリストにこの素敵な企画を加えてください(僕が開催した細やかな選手権もご一考くださいw)。

最後に、今回私にこのような素敵な機会をくださった、尾崎様、無名人インタビュー様に厚く御礼申し上げます。
今後もいちファンとして、ご活躍を楽しみにしています。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました!

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