見出し画像

色のない人~映画エッセイ “青くて痛くて脆い“

色のない人は、無邪気な強い意志に巻き込まれてやすい。そして、その頑固な意志を頑なに信じてしまう。その頑固な人が、社会をアップデートし、変わっていっても。変化に対応出来ずに、取り残されてしまう。

出来る人は、協力者を得やすい。

秋好寿乃は、出来る人だ。色は黄色。同じような色を持ってる柄本祐、例えば、緑色と出会い、黄緑色に変化し、仲間を増やす。オレンジな人や、赤い人も仲間に入ってくる。色んな緑も入ってくる。

吉沢亮は、秋好の黄色に染まったまま、秋好の色の変化についていけず、途方に暮れている。

私は、何色だろう。私の強い色は、たびたび色を無くす。人と問題を起こしたくない時、サッと色を消す習慣ができてしまっている。ぶつかりたくない。

この映画で感じたこと。色のない人は、退屈だということだ。