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チョロキョロ日記 10.02. 

今の家には飾り棚がない。
唯一飾れるのは、玄関ぐらい。

ハロウィンの飾りを出すには、ちょっと早いよね…と思う9月。
よく手にとるのはこの絵(スクリーニング)。
タイトルは『曲がりくねったパリの道』



作家はクリープ(Clyv)さん
2人のお子さんを持つお母さんで、画家と数学の教師の両面で活躍中とのこと。


この絵は、20年以上も前、退職時にいただいた。
『曲がりくねった』というタイトルに、
「これからの自分の人生を暗示しているような~」と、職場の方と笑った。
その通りにはなったのだけど。

『曲がりくねった』という言葉からは、
素早くいけない・回り道する・遠回り・一筋縄ではない・めんどくさい…
何となく負のイメージが浮かぶ。

ただ、この絵の道には

街路樹が伸び、
多様なお店が並び、
人が行きかい、
乗り物が走り、
動物たちが動き・・・
それぞれが、思い思いの息づかいで、存在する。

曲がりくねった道だからこそ、見える風景。

あっち・こっちで寄り道しながら、
その時々を満喫しながら、
自分のペースで、行ったり来たり戻ってみたり…
それはとっても豊かなことなんじゃないかな。


三日月と太陽
カジュアルなエッフェル塔もあることですし!


大道・ストレート・一直線…
そこにも魅力はあるけれど、
私は曲がりくねった道の絵が、自分には1番あっているなと感じるのです。


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過日、生まれて初めて職務経歴書というものを作成。
その時、転居に伴い、職場を10ヶ所以上も出たり入ったりしていた事実に気づく。

職名は言語聴覚士(Speech Therapist 通称ST)。
仕事は、一貫して、子ども専門。
コミュニケーションについて、子ども達と一緒に試行錯誤する役回り。
ただ、職場は多種多様。
その時々の状況に応じて、勤務時間・形態も変えてきた。

様々な地・場所で受け入れていただいたことに、
感謝という言葉だけでは足りない。
いつか、どこかで、例え別の形になってもお返しできれば…。
恩送り大作戦を、毎度密かに行っている感じです。


さて、この先、私はどうするのか…。
今夏、介護問題も緩やかにスタートを切りましたが、
それでも『私』としての歩みは続く。


ハロウィンの飾りにかえようと、
この絵を片づける日曜の昼下がり、
しばし思ったことでした。

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