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choroのエッセイ

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自由に気ままに、ふと思ったこと・心に残ったことを書いたnoteです。
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2018年10月の記事一覧

彼がモテてた理由がやっとわかった

何十年も不思議だった。 なぜ? なぜあの人あんなにモテてたんだろう? なんで? 学生時代の同じサークルの同級生で、 何の変哲もない男子・・・ 顔も普通。 話がメチャメチャ面白いわけでもない。 特別頭がいいわけでもない。 私も好きだった時期があるし、 周りにいた女子は一度は好きになってた・・・ 間違いなく。 なぜなぜなぜ?? ミステリアスだから? くどくないから? う〜ん。 この謎は一生解けないと思ってた。 〜最近そのモテ男子の行動をツラツラと思い出していた・・・〜

熊野古道の思い出〜人生みたいな旅〜

樹木の香りを含んだ風がそよぐ。 足元にキラキラと美しい水が流れる。 見わたす限り人はいない。 「気持ちいいね・・・」 私と夫の熊野古道の旅が始まった。 最初は全然平気だった。 でも緩やかな傾斜が続いて・・・ これって案外本格的な登山?とやや不安になる。 そんな頃最初の到着地点に着いた。 【この先は体力に自信のある方のコース】 と看板にある。 ここからの景色も十分綺麗だから、 ここでいいか、と思った。 その時近くの中年のご夫婦が話しかけてくれた。 「この先の景色はもっと

【さかのぼり読み】〜子ども時代の本を再読しよう〜

「美しいポリー」は私が小学生の頃読んでいた、 大好きな本です。(今でも手元に!) 著者は「若草物語」で有名なイル・メイ・オルコット。 ずいぶん久しぶりに読みました。 本のなかのシーンが自分の考え方に、 かなり影響を与えていることに驚きました。 あなたは子どもの頃どんな本を読んでいましたか? きづかないうちにその本の内容が、 あなたの考え方の一部になっているかも・・・ 読み返すことが可能なら、 あらためて読んでみると・・・ 自分の考え方を再認識できると思います。 自分の

紅茶の香りで思い出す〜コミュニケーションの達人〜

「その紅茶はマリアージュフレールですね。  種類はマルコポーロじゃないですか?」 転職したばかりでやや緊張気味のとき、 仕事を教えてもらっている人から話しかけられた。 「自分も同じ紅茶飲んでますよ。」と・・・ (えっ? すごい! 対面のデスクからでもわかる? しかも銘柄まで?) 私は驚くと同時に仕事以外の話ができてホッとした。 紅茶の彼は嗅覚が鋭いのみならず、 コミュニケーションの達人。 挨拶するときも 仕事を依頼するときも必ず、 「○○さん、おはようございます」 「○

Treasure  Chest  〜心の中の宝箱〜

小説「私を離さないで/カズオ・イシグロ」の中に、 外界から隔絶された全寮制の学校が登場する。 そこでは子ども達一人一人に【宝箱】があり、 何でも好きな物を入れ大切に持ち運ぶ・・・ という描き方がされている。 どんな人にも心の中に小説中のような【宝箱】がある。 忘れたくない想い出・・・ 好きなお店の情報・・・ 好きな本や食べ物・・・ 情熱を傾けている仕事のこと・・・ 楽しい趣味・・・ 沢山の好きなモノを入れている人もいれば、 大きな宝物を一つ入れて丹念に磨いている人もいる