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【観戦メモ】2018年Jリーグ第21節 vsV・ファーレン長崎

①サンフレッチェ広島にとって初のダービーマッチ

サッカーチームが対戦する際に同地域内での対戦であったり歴史的な因縁から特定の試合を「ダービーマッチ」と形容することがあります。世界的にはバルセロナとレアルマドリーのエル・クラシコなどが有名で、日本では川崎フロンターレとFC東京の多摩川クラシコが代表的でしょう。

翻ってサンフレッチェ広島はというと、中国地方のクラブとの対戦は未だなく(天皇杯などは除く)、瀬戸内海を挟んで対岸の愛媛FCやロアッソ熊本(マスコットの熊と県名の熊をかけてる)との対戦がありましたが、ダービーマッチとはほど遠い物だったと思います。

歴史的な因縁で言えば浦和レッズがその対象となるでしょうが、初優勝を果たした頃ならいざ知らず、お互いに監督も替わって志向するサッカーも変わった以上熱量は維持しづらくなっている気はしています。

そういう意味で言うと、V・ファーレン長崎との対戦はサンフレッチェ広島にとって初めてのダービーマッチだったのではないでしょうか。テーマが「スポーツと平和」ですから敵愾心などとは無縁ですが、観客が熱量を持って試合に臨めたという面でとてもとても貴重な試合だったように思います。

さらにはフォリアチャレンジカップ(いわゆる前座試合)でV・ファーレン長崎U-12とサンフレッチェ広島ジュニアとの対戦も実現。日程調整が大変だったと思いますが、こうやって絆を深めることは重要なことだと思います。

個人的にダービーマッチというのは盛り上がるからこそ価値があるもので、クラブやメディアが持ち上げたからダービーマッチというわけではないと思っています。広島サポ・長崎サポ双方が盛り上がったこの試合はまさに「ダービーマッチ」だったのではないでしょうか。

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②長崎からの刺客

長崎と言えば角煮まん。しかし冷凍の角煮まんを貰って電子レンジで温めていた身としてはそこまで美味しい物という認識はありませんでした(まんが固くなってしまうのです…)。その認識が変わったのが4月のアウェイ。

やっぱり蒸した物と電子レンジは次元が違うなと再認識。

今回、広島に来てくれるということでしたが、拙いことにお隣さんは重富さんのブース。このコンビネーションは拙い。非常に拙いやつです。2個食べましたが実に最高でした。

ただ、大行列ができていたわけでもないのにホーム・アウェイ戦を含めて今期最高売上というのは驚きでした。FC東京に勝ったというのはすごい。営業時間が長かったからかな?

長崎観光ブースも設置されていました。結構広島ユニを来た人も並んでいたような気がします。

高田社長からも軽快なギャグが飛び出すなど長崎の底力を感じる1日でした。久保会長と高田社長の記念ユニ交換は非常に感動的でしたね。

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③酷暑対策

今夏は異常な暑さが続いており、サンフレッチェ広島も冷風扇を多数用意するなど様々な対策を模索しています。今節はサンチェ広場に大きな日よけエリアを設置してくれていました。

テーブルや椅子をもう少し増やして欲しいところですが、あるだけで大変助かっていると思います。

さらに柏好文の3点目を記念したかしわ天も頂きました。揚げ物ですがかしわ肉はあっさりしているので食べやすくていいですね。ただ、4点目が決まったときこの容器はしんどいと思いますが(笑)

さわやか系ドリンクが増えているのも素晴らしい。安芸高田市のブースなのですが、常設して欲しいタイプです。安芸高田市ブースの窯焼きピザも最高だったというご報告を頂きましたので、次回は絶対食べたい…。

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④試合を観戦して

この日も先日の湘南戦に続いて聖火台に点火していました。試合前はこの聖火台に向かって全員が黙祷するなど独特の雰囲気だったと思います。

入場時には広島長崎の平和宣言が配布され、試合前には広島長崎両市の市立商業高校の生徒による平和宣言もありました。また、ハーフタイムには折り鶴御輿も周回。

全体を見てもかなり力の入った試合イベントだったのではないでしょうか。その結果として今シーズン最多の20,285人が来場してくれたのは本当に良かったと思います。

試合については、長崎は運動量もあり、切り替えも早くタフな戦いを仕掛けてきたため相当苦しみましたが、セットプレー一発とパーフェクトカウンターで勝負あり。ホームで久しぶりに勝ち点3を得ることができました。

2位のFC東京が敗れたため2位との勝ち点差は8に広がりましたが、1試合少ない3位川崎フロンターレとの対決が来週に控えています。15日には色々とイケイケの神戸との対戦もありますから、1戦1戦気を引き締めて頑張りましょう。

サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。