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英語学習012 人称代名詞。こういう使い方もあるのよ編。

一通りI, my, me, mine、you, your, you, yoursとかやってきて、もう人称代名詞とやらに飽き飽きしてきたけどもう一回だけ喋らせてくれ。
今回で、これ終わりにするから。

で、今回は、「こういう使い方もあるのよ編」ということでやらせていただく。

まずこれ。

It's me.

えー、これは、It is me.だから、「それは私です」ですかね。
まあそれでもいいっちゃいいけど、「俺だよ、オレオレ」って感じで覚えちゃおう。こういう決まり文句みたいなのは文法云々じゃなく、決まりということで覚えちゃう。

It's me. Can you open the door?

「俺だよ俺、ドア開けてくれない?」

って感じで使うよ。意識してItを主語に置いているわけじゃないかな。どちらかというと、自然と出てくる感じ。こういうのは。

これに限らずだけど、日々英語勉強してるとある日突然理屈でつながってくることがあるんだ。だから、こういう決まり文句タイプのものは深く考えずそのまま覚えちゃうのが語学力を上達させる上でのポイントと思うよ。

語学って理屈で理解できる部分と、理屈じゃどうにもならない部分があって、いちいち理屈で引っかかってると先に進めなくなるものだから。


次、youね。
このyouというやつは、一人のyouの場合と、複数名のyouの場合があったよね。

The match starts at 10:30. I need you to be here at 10:00.

最初の文で、「10時半に試合が始まるよ。」って言ってて。<・・細かい文法についてはまだお伝えしてないから現時点でわからなくてもOKだからね。

で、二文目で、「Youは10時にここにいるようにね。」と言っているんだけど、この場合のYouって一人のYou?それとも複数名のYou?

状況によるよね。。

一人の遅刻癖のある人を指差して、You!!って言ってたら一人のYouだけど、チーム全体に向かってコーチがYouって言ってたらそれは複数名のYouだよね。

実は、その辺よりわかりやすくするために、こう言ったりもするんだ。

I need you all to be here at 10:00.

you allみたいに後ろにall付けると、「お前ら全員」みたいな表現になる。はっきりとした指示だよね。「あなたたち全員」かな、丁寧な言葉使うと。つまり、その場にいる全員(everyone in a group)を指すときに使ったりするんだ。

また一方で、こんなyouもある。

You get a pension if you’re over the age of 60.

pensionってあの金持ちが所有してたりする別荘というかペンション?って思うかもしれないけど、pensionっていうと一般的には「年金」かな。

発音記号はこれね。

最初の「ぺ」を強く叫んで、次の母音であるeの逆さまのやつは「やる気のないあ」だったから、「ペンシャン」みたいな発音になる。

これもその場で目の前の人を指差して「あなたはね〜」みたいな感じで喋ってたら「あなた」という意味だけど、一般的に「人は60歳過ぎたら年金を受け取ります」という意味で言っているのであれば、この場合のyouは単に人全般(people in general)を指しているだけで、特にあえて訳さない主語だったりするんだ。

「60歳を過ぎると年金を受け取れるようになります」みたいな感じで。


次にitね。

Aさん: Where is your car?
Bさん: It's in the garage.

2行目の主語になってるItのように、同じことを2回言うのを避けるときにこのit使うよね。別に"My can is in the garage"って言ってもいいんだけど、それじゃなんだかしつこいでしょ?

これが普通のitの使い方として、それとは別に、ちょっと特殊な使い方のitがあるのでご紹介。

Dummy subjectとしてのitね。
Dummyってダミーだよ。辞書を引くと「本物の見掛けをしたもの」って説明されてるね。つまり、「見せかけの」ってやつだ。

となると、Dummy subjectっていうのは「見せかけの主語」。見せかけの主語としてitを使うことがあるんだ。つまり「それ」って意味じゃなく、ただ主語として置いておくだけのitね。飾り物のit。

特に、天気時間を表現するときにこのダミーのitを使うんだ。

It's hot.

「暑い」に主語もへったくれもないよね。
これ、"She is hot"とか言うと違う意味になってきちゃうから注意だよ。"Thank you"って言われるかもしれないけど、一方で、怖いおにーさん達が出てきてトラブルに巻き込まれるかもしれないから。

で、つまり、"It's hot"は「それは暑い」ということじゃなく、単に「暑い」という意味で、主語がないと英文が成立しないからitを置いとくだけなんだよ。

It's already ten o'clock.

「もう10時だね」っていう意味で、「それはもう10時だね」ではないのよ。

It's raining.

「雨が降っています」も「それが雨降っています」じゃないのよ。
雨が降ることに主語もへったくれもないからさ。

It's time to go.

これは、It's time to ~ で覚えちゃおう。「〜する時が来た」という意味で。
意味としては「行く時間だよ」「出る時間だよ」みたいな。

このダミーitについてはちょこちょこ他にもあるんだけど、今回はこの辺までにしておこうか。とりあえずこのぐらい押さえておけばOKよ。


まとめ

語学はときに理屈で考えないこと。つまんなくなるからさ。
日本人の常識を世界の常識と思うなかれ。

ではまた。




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