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新日本プロレス6.4大阪DOMINIONが楽し過ぎた話

こんにちは。お久しぶりです。
今回もプロレスの記事です。

いや~~~~~~!めっちゃ良かったですね、DOMINION。
私も今回数年ぶりに現地観戦したんですがもう大興奮でした。

あまりにも楽しすぎたので、今回は観戦日記と試合の感想的なものを書いていきたいと思います。
長くなると思いますが、よろしくお願いします。
それではどうぞ。

DOMINIONについて

新日本プロレス上半期の総決算であり、毎年大阪城ホールで開催されるDOMINION(ドミニオン)、私はこの大会が大好きなんです。何なら1.4のレッスルキングダムより好きです。

理由としては、私が関西に住む人間なので、一番現地で観戦しやすいビッグマッチということも大きいんですが、個人的にDOMINIONには凄い思い入れがあるんです。

2018年6月9日に行われたDOMINION、この日のメインが、『クリス・ジェリコ VS 内藤哲也のIWGPインターコンチネンタル王座戦』と、『オカダ・カズチカ VS ケニー・オメガのIWGPヘビー級王座戦』の2つだったんですね。(ダブルメインイベントという扱い)

私が生まれて初めて生でプロレスを観戦した、2009年のWWE日本公演(自己紹介記事参照)から約9年ぶりに生で観たクリス・ジェリコ選手の試合、そして時間無制限3本勝負という試合時間60分越えの死闘を制したケニー・オメガ選手のIWGPヘビー初戴冠。

あの時の会場の盛り上がりが本当に凄くて、ケニー選手の必殺技、『片翼の天使』が決まってレフェリーの3カウントが入った瞬間、会場が熱狂に満ちた歓声に包まれて周りのお客さんとハイタッチし合ったり、隣に居た外国人のお兄さんと泣きながら抱き合って喜んだことを今でもハッキリ覚えています。今ではちょっと考えられないくらいの熱気でした。

あの時の体験は、私の中で大切な思い出の一つになっていて、そういう訳でDOMINIONという大会は私にとって特別なものになっているんです。

で、翌年の2019年のDOMINIONも観戦には行ったんですが、その後2020年から2022年までの3年間については、例の感染症の流行を鑑みて、現地観戦に行くことは避けて新日本プロレスワールドの配信を自宅で観るというスタイルに切り替えざるを得ませんでした。

しかし、今年のDOMINION、世間的に感染症も徐々に収まりつつあり、声出し応援もOKになりました(本当に嬉しい!)それだけでは無く、今年の1.4東京ドーム大会において、今やAEWの所属となったケニー・オメガ選手が、ウィル・オスプレイ選手からUSヘビー級王座を奪取したということもあって、ひょっとしたら「DOMINIONでUSヘビー級王座戦があるのでは?」という予想がありました。

そこで、ケニー・オメガ選手に対し愛憎入り混じるクソデカ感情を抱えているうちの奥さんが、突如私に2万円を叩きつけ、「ケニー・オメガを良い席で観るぞ!!」という圧を与えてきたことで、今回のDOMINIONへの現地観戦が決定となりました。

しかし結果から言えば、ケニー・オメガ選手のUSヘビー級王座戦は、6月26日の新日本とAEWの合同興行である『FORBIDDEN DOOR』にて行われることが決定し、DOMINIONではその挑戦者決定戦が行われることとなり、ケニーが大阪に現れることはありませんでした。しかし、そんなことを忘れさせてくれるくらい、今回の大会の内容は非常に楽しかったですね。
すみません、前置きが長くなってしまいましたが、以降が試合の感想です。

第0試合 3コンセキュティブバトル
オスカー・ロイベ vs. 大岩陵平
オスカー・ロイベ vs. ボルチン・オレッグ
オスカー・ロイベ vs. 中島佑斗

5分一本勝負を3回続けて行う、オスカー・ロイベ選手のチャレンジマッチですね。ヤングライオン達の気力全開な試合はいつも元気を貰えます。基本に忠実な技や序盤の攻防、プロレスを練習している私としても非常に勉強になりました。ダークマッチといえど、お客さんの応援の声や拍手・手拍子が会場に響いて雰囲気は最高でしたね。やはり大阪のお客さんはノリが良いと思います。この時点で今日のDOMINIONは絶対盛り上がるなと確信しました。

第1試合 USヘビー級王座挑戦者決定トーナメント決勝戦
ランス・アーチャー vs. ウィル・オスプレイ

初っ端からUSヘビー級王座挑戦者決定戦です。ランス・アーチャー選手、AEW所属ながらも、たびたび新日本プロレスに参戦してくれて、嬉しいことこの上ないですね。この日はサイン会まで開催されていて、サービス精神旺盛で私も大好きなレスラーです。

この日の実質的なトップバッターを任されたオスプレイ選手、肩のテーピングが少々痛々しく見えましたが、そんなものは感じさせない、とんでもない飛距離と華麗さを兼ね備えた空中殺法と、無慈悲なヒドゥン・ブレイドの連撃で見事勝利。試合後、マイクを持ってケニー・オメガ選手に対して宣戦布告を叩き付けましたが、開口で「ランス、アリガトウ」と日本語で感謝を伝えたり、とても分かりやすい英語で話したり、日本の会場を意識したマイクがとても嬉しかったです。FORBIDDEN DOORが非常に楽しみですね。

第2試合 8人タッグマッチ
タイチ&金丸義信&DOUKI&TAKAみちのく
vs.
内藤哲也&鷹木信悟&BUSHI&ティタン

J5G対L・I・Jの8人タッグマッチです。余談ですが、我々夫婦は昨年のG1クライマックス、大阪府立体育館大会を観戦した際にタイチ選手のサイン会に参加して以来、すっかりタイチ選手のファンになってしまったんですね。なので、この手の試合になると、どうしてもJ5Gを応援してしまいます。

ただしこの試合、L・I・Jの連携がやはり素晴らしかったですね。特にBUSHI選手、BOSJでの成績はあまり芳しくないものでしたが、この手のタッグマッチでの状況判断能力が完璧で、チームの勝利に貢献していましたね。ティタン選手と組んでジュニアタッグに挑んで欲しいなという気持ちが湧いてきますね。

第3試合 IWGPジュニアタッグ王座戦
KUSHIDA&ケビン・ナイト(C)
vs.
TJP&フランシスコ・アキラ

なんだあのTJP選手のエッチな入場コスチュームは!?

違いますね。失礼いたしました。ジュニアタッグ選手権試合です。TJP選手とアキラ選手、流石というか抜群の安定感によって見事王座を奪還しましたね。ただこの試合で印象に残ったのは、ケビン・ナイト選手の身体能力の高さだと思います。コーナーに座った相手に対するドロップキックや相手を飛び越えてからのサマーソルトキックなど、超人的な跳躍力を要所要所で見せてくれて会場は非常に盛り上がりましたね。惜しくも敗れてしまいましたが、これからが非常に楽しみな選手です。あと私はKUSHIDA選手の相手の腕を蹴り上げたりするヒールっぽい攻撃が個人的にあまり好きではないので、あれはやめて欲しいと常々思っています。

第4試合 TV王座戦
ザック・セイバーJr.(C) vs. ジェフ・コブ

新日本プロレスが誇る外国人選手同士のスピード感溢れる15分1本勝負、実力者同士の試合は何回観ても面白いですよね。最後のツアー・オブ・ジ・アイランドに対するザック選手の切り返し、後からワールドの映像でも観ましたが、本当に何が起こったのか分からないくらい鮮やかに決まってましたね。10連続防衛成功のザック選手、初代TV王者にして殿堂入りしそうな勢いですが、この連覇街道はいったいどこまで続くんでしょうか。

愛おしそうにベルトを触るザック選手

第5試合 IWGPタッグ&STRONGタッグ王座決定3WAY戦
後藤洋央紀&YOSHI-HASHI
vs.
EVIL&高橋裕二郎
vs.
グレート・オー・カーン&アーロン・ヘナーレ

ヘビー級タッグ王座選手権試合です。3チームに加えてSHO選手、ディック東郷選手、YOH選手が入り乱れる、ワチャワチャ感がとても楽しかった試合でしたね。こういうちょっとコメディ要素のある試合もプロレスの興行には私は絶対必要だと思ってるので、そういう意味でもすごく面白い試合でした。それにしても最近のEVIL選手、コメントとかインタビューが面白過ぎないですか?介入・乱入・反則攻撃を繰り返してガチガチにヘイトを買っていた以前のEVIL選手と比べたら、私は今の方が全然好きですね(笑)

G1CLIMAX出場選手発表!

発表されましたね、今年の夏のG1の出場選手が。何といってもプロレスリングノアの清宮海斗選手ですよ!瞬間風速で言えばこの出来事が一番テンションが上がりましたね。まぁ別に私はノアファンでは無いんですけどね(笑)
清宮選手、去年の1.8横浜アリーナ大会ではオカダ・カズチカ選手に泣かされ、そして今年の1.21横浜アリーナ大会で彼をブチ切れさせての大乱闘を繰り広げ、その後の2.21東京ドーム武藤敬司選手引退興行において、壮絶な一騎打ちの末、敗北を喫しました。彼の個人的な印象としては、オカダ選手との抗争以前は、「まだ若いのに会社に色々背負わされて可哀想なノアのチャンピオン」くらいのものだったのですが(失礼過ぎる)、今年の1.8でオカダ選手にあの例の顔面蹴りを喰らわせて無理矢理振り向かせたのは、本当に凄いなと思いましたね。オカダ・カズチカ相手にあれをやる度胸は大したもんですよ。それ以来、私の中で清宮海斗は結構好きな選手になっているので、今回のG1参戦は非常に嬉しかったです。それに、たった一人で新日本プロレスのリーグ戦に乗り込むだなんて、純粋にカッコ良くないですか?過酷な戦いになるでしょうが、怪我の無いように頑張って欲しいですね。応援してます。

第6試合 NEVER無差別級王座戦
デビッド・フィンレー(C) vs. エル・ファンタズモ

エル・ファンタズモ選手がベビーターンしてから初の試合。とにかく入場曲がカッコよくて痺れましたね。音楽に合わせてE!L!P!と叫ぶのが楽しかったです。そういう意味でも声出し解禁、本当に良かった。試合も面白かったです。

フィンレー体制のバレットクラブ、どうなるかと思っていましたが、この日急に人数が増えましたね(笑) 既存のメンバーが従わないのなら、元L.A.DOJOのメンバーを傘下に置いて脇を固める、というのは上手いやり方だなぁと思いました。ただし自分の中のバレットクラブというのは、「実力のあるエリートヒール集団」というイメージが強くあるので、まだまだ実績不足感は否めないのかなという感覚ですね。あと個人的にフィンレー選手に対しては、私の大好きなジェイ・ホワイト選手を急襲してシレイリで殴打した恨みがあるので、今回惜しくも敗れはしましたが、エル・ファンタズモ選手には今後も彼の首を狙い続けて欲しいなと思います。

ベビーのファンタズモ選手は本当にカッコ良い

第7試合 IWGPジュニアヘビー級王座戦
高橋ヒロム(C) vs. マスター・ワト

IWGPジュニアヘビー級選手権試合です。試合前のPVが本当に良くって、現地で泣いちゃいましたね。ワト選手、あんなのもう主人公じゃないですか。帰国直後と今と比べると、顔つきが全然違いますよね。本当にカッコ良くなったと思います。私はワト選手が初めてジュニアヘビーのベルトを巻くのがこの目で観たい!と思い、100%の気持ちで彼を応援していましたが、結果は惜しくも敗北。。。BOSJを優勝して、ここまで結果を残しても獲れないのかと、かなりショックでしたが、私はこの日の素晴らしい試合内容を観て、ワト選手がベルトを獲るのもそう遠くないなと思い、なんとか持ち直しました。

優勝旗とトロフィーを持ってリングへ向かうワト選手

それにしてもヒロム選手、今度のドラゴンゲートの神戸ワールド記念ホール大会で、YAMATO選手とシングルマッチで戦うんですね。その日はDDTの大阪大会にどうしても行きたかったのでそちらのチケットを買ったのですが、こちらも凄く観たかったカードですね。

SAN値が削られそうな入場コスチューム。生で観たら凄かったです

第8試合 NEVER無差別級6人タッグ王座戦
オカダ・カズチカ&棚橋弘至&石井智宏(C)
vs.
ジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太

何といってもクラウディオ・カスタニョーリ選手の参戦は熱いですね!私がメインでWWEを追っかけていた時期、「セザーロ」として試合をしていたのをテレビで観ていました!身長が高くて綺麗な肉体が非常にリング映えする素晴らしい選手です。そんな選手が生で観れて本当に感激でしたね。当日にフライトトラブルもあったそうですが、無事試合に間に合って良かったです。クラウディオ選手の代名詞的な技であるジャイアントスイング、私は試合前に、いったい誰がこの技を喰らうのか、3人の中で誰がぶん回されたら面白いのかを考えていたのですが、どう考えても新日本プロレス最強の男、オカダ・カズチカ選手がぐるぐる回されている光景が最高だろうと想像してワクワクしていたのですが、実際オカダ選手が、しかも相当な長時間ジャイアントスイングされていて、めちゃめちゃ面白かったです。

海野翔太選手とジョン・モクスリー選手の師弟タッグも熱かったですね。そういえば彼らが出会い、師弟関係が作られるきっかけになった試合も、2019年6月9日のDOMINIONでしたね。4年の月日を経てDOMINIONの舞台で今度は共闘するというのが非常にエモを感じますね。海野選手、今年のG1にて初出場を果たすことになりますが、どんな戦いを魅せてくれるのか、とても楽しみですね。

第9試合 IWGP世界ヘビー級王座戦
SANADA(C) vs. 辻陽太

メインのIWGP世界ヘビー級選手権試合、いや~この試合、どうなるんだろうと思ってたんですが、辻陽太選手があまりにも凄くて、期待を大きく上回った良い試合でした!もう入場から雰囲気ありまくりでとてつもない強者のオーラを放ってましたね。ヒビの部分(?)が赤く発光する入場ガウン、あれカッコ良すぎですよね。それに「GENE BLAST」って異名もめちゃめちゃ強そうで辻選手にピッタリですね。

辻陽太選手。強者のオーラがある

試合開始のゴングが鳴った後、客席から「10年早いぞ~!」なんてしょーもない野次が聞こえて来たりもしたんですが、リング外へのブエロ・デ・アギラが決まった瞬間、そんな野次は消え去りましたね。実力で黙らせるとはこのことだと思いました。会場のお客さんの応援もどんどん増えて、陽太コールが自然発生するようになりました。DOMINIONのメインイベント、IWGP世界ヘビー級選手権試合というシチュエーションに加えて、SANADA選手へ強烈なスピアーを浴びせて襲撃したという衝撃的な凱旋、ふてぶてしい表情などが脳裏に焼き付いているせいで忘れそうになりますが、この試合ってヤングライオンの辻君が海外武者修行から帰って来て初の試合なんですよね。なので、ぽっと出の知らない選手がいきなりIWGP世界ヘビーに挑戦するのとは全然違って、これまで黒パン姿で先輩にボコボコにされてきた辻くんの日本での晴れ舞台なわけですよね。彼をヤングライオン時代から観てきた人からすれば、「辻くん頑張れ!」って気持ちで応援していたファンも多いはず。試合終盤にはもう完全に空気を彼が掌握していましたね。今回は惜しくも負けてしまいましたが、これからの活躍が本当に楽しみで、いずれはIWGP世界ヘビー級のベルトも絶対に獲れる選手だと思っています。

一方のSANADA選手、前哨戦の一切無いぶっつけ本番の試合で、ここまでしっかり辻選手を受けきっての勝利、素晴らしいの一言ですね。相手が何をしてくるか分からない試合って本当に危ないし怖いと思います。普段受け慣れていない技を受け損ねて大ケガなんて普通にありますからね。バクステで自分のことをベテラン選手と言っていましたけども、立場やテーマ曲、フィニッシャーが変わっても誰とでも手が合わせられる安定感を持ってるのがSANADA選手の魅力の一つだと思います。私はL・I・Jに居た頃のSANADA選手よりも今の彼の方が断然好きですね。やっぱレスラーは喋って自己主張してナンボだと思いますので!

SANADA選手、防衛おめでとうございます!

おわりに

総括としましては、6.4大阪城ホールDOMINION、見ごたえのある沢山のタイトルマッチに加えてチームの裏切り、バレットクラブのメンバーの増加、G1選手発表でのサプライズと盛りだくさんで、上半期の総決算にふさわしい内容で非常に楽しい大会になりました。やっぱり新日本プロレスは面白いですね。

ここまで読んでくださりありがとうございました!
来年も絶対、DOMINION観に行くぞ~~!!

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