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入り口から顔を覗かせくれる嬉しさ-2020.3.16のお客様-

わたしが働く文具と雑貨の店は
駅に直結している。
そのため、お仕事帰りのビジネスマンの方も多い。

昨日のお客様は
いつの頃からかよくお話しするようになった
ひとりの女性。

数日前に店の前を通りかかった時には
忙しそうだったのであまりお話できなかったけど
昨日またご来店いただき、
ひょこっと入り口で顔を傾けて微笑んでくれていた。

わたしは、作業をしていてちょうど顔を上げたところだったので、なんだかとっても嬉しくなった。

思わず、
「こんばんは〜お疲れ様です(^^)」
と小走りになりながら近寄って声をかけた。
すると
「今日は仕事が早めに終わったから
買い物しにきたんですよ〜(^^)」
と笑ってくれた。


ちょうど目の前にあった
桜モチーフの便箋を見ながら

私「そろそろあったかくなってきたから
桜の季節ですね〜」

お客様「あ、こないだ○○島に行ったら
桜咲いてたんですよ!」

私「あ〜それは、河津桜ですかね〜たぶん(^^)」

お客様「え?桜にも詳しいの!?」

そんな感じで
最近行った場所の話や
どこの桜が綺麗か、という話をして
河津桜の美しい写真も見せてくれた。

そのあといろいろとお店の中を見ながら
気に入っているという文具を買って、
笑顔で帰られた。


わたしはお店で働く以上、
お客様にはいい"もの"を提供したい。
文具や雑貨の機能、デザイン、その他いろいろな面でこだわって選んだアイテムばかりをセレクトしている店だからこそ、それは絶対。

だがやっぱり、
店員と話す何気ない時間も
どうせなら楽しい方がいい。

お客様がお店に並ぶ商品を魅力に感じて
リピーターになっていただけるのと同じだけ
話すのが楽しいからつい行きたくなる
と思ってもらえる店でありたい。

仕事終わりのちょっとした寄り道に
そういう店として
うちのお店が選ばれるといいなと思っている。

首都圏の華やかな街中の店でなく
地方都市のお店だからこそ
ひととひとのつながりや
気軽さ、あったかさ、
行きつけにしたいと思えることはきっと大切だ。

必要なものをサッと買える店、
行ったらいつも面白いものがある店、
店員と話すのも楽しい店、
そんな場所になっていきたい。

次に来られるまでには
お気に入りの花柄シリーズのハンカチ
種類増やしておきますね!

本日もご来店
ありがとうございました。


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