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【パラノマサイトFILE23本所七不思議】【プレイ感想】第三の壁をギリ越えない、薄壁越しの恐怖体験

プレイしてから半年近く空いてしまったので書き殴り気味のあっさり目に。

複数主人公の視点を切り替えながら実在する東京の都市を舞台にこれまた実在する怪談を元としたオカルト絡み事件を捜査!って感じのホラーADV

音を聞いたらアウトな呪い相手にオプションでボリュームをミュートにして対応、ゲーム内での名前決定後にSwitch本体の名前で呼ばれるなどシステムを利用したメタ演出が魅力。昨今流行ってたドキドキ文芸部とかインスクリプションみたいな露骨な第三の壁の跳躍じゃなくて現実とSwitchの薄皮一枚隔てたしたでモゾモゾ蠢くような独特のメタ演出がたまらなかったね。そして、それもただのドッキリに収めずきちんとゲーム内での説明やシナリオへの融合も果たしている。霊が取り憑くという設定の上でプレイヤーが主人公に取り憑いてるってのはベタだけど没入感は激マシでうまいな〜と。舞台が実在の都市かつ実在の怪談なこともゲームと現実の境界を曖昧にしていて没入感に一役かってるのかな。聖地巡礼とかしたいね。(かなりそのまんま出て来てるらしいし)

シナリオも充分面白い。がやっぱりメインはこの演出部分だったのかなという具合。「悪くはない」ではなく「面白い」です。

で演出面に匹敵する魅力がキャラクター。凸凹刑事コンビ。未亡人と特撮っぽい探偵コンビ。オカルト少女コンビなどなどと出てくるキャラはみんな濃くて愛着が湧く。掛け合いもいくらでも見れるくらい面白いから操作で関係なさそうなとこ調べるのも楽しい。ホラーや殺人など暗い要素で重くなりすぎないいい塩梅だったと思う。俺はプロタンが好きだよ。

以上。プレイ時間も10時間前後だった気がするし遊べるハードも多いから暇だったりセールだったりしたら充分オススメできるんじゃないかな〜

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