【歌詞考察】=LOVE15th「ラストノートしか知らない」②※自己解釈

皆様おはこんばんにちわ、クロノです。

今回は前回の1番に引き続き、=LOVEさんの「ラストノートしか知らない」の2番の歌詞とその読み解きをしていきたいと思います。

前回と同様、公式さんからMVが投稿されているので、そちらも見ながら読み解いて行きましょう。
↓11月29日 発売予定 =LOVE 「ラストノートしか知らない」

それでは行きましょう!

と、その前に前回の記事は細かく書きすぎてしまった為、前回の最も重要なポイントをこちらの記事でもまとめておきたいと思います。

・ラストノートとは香水を使用した時に使われる用語で、‘‘香水をつけてから経過した時間‘‘によって段階的に『トップノート』→『ミドルノート』→『ラストノート』と呼ばれている。

この3つの「ノート」が重要なポイントとなっています。

前回の記事では1番の歌詞を細かいところまで考察しているので前回までの考察が気になる方はこちらから読んでいただけると幸いです。


それでは今度こそ行きましょう!

消えそうなライトに 群がる火取虫
小さい光 離さないように

2番の冒頭の「火取虫」とは光や灯火に集まってくる習性を持つ虫の事を言います。
そう聞くと、蛾などが思い浮かんだ方が多いと思いますが、前回にもあったようにこの曲の舞台は″冬″です。
冬に蛾は飛んでいないんですよね。
だとすると、ここでいう「火取虫」とは恐らく曲中の「私」ではないでしょうか?

ライトは光なので、言い換えるとすると、希望の光だったり、曲中の私が掴み取りたいモノ、例えば「」とかあり得そうですね。
そしてそれが小さくなり消えかかっていると。

そしてそんな今にも消えてしまいそうな光を離さないようにしがみついている…そんな感じですかね。

君から「何してる?」が欲しい
メッセージ 右に傾く


1番の歌詞にあったあの頃のようにまた急にくる彼からの「何してる?」って言葉を欲してるみたいな。

メッセージ右に傾く、これ余談ですけどめちゃくちゃ綺麗な歌詞ですよね。
この部分が好きな方も多いのではないでしょうか。
やり取りに使ってるLINEとかのメッセージで、返事が返ってこず自分だけがまた送ってたり、気を使って2つ3つ送った事に対して彼からの返事はひと言だけだったり…
それが画面の右側に積み重なっていくから傾いてくる。
これシーソー的な量による重みで傾くのもそうですけど、私自身も重くなっていってるとも取れそうですね。

いつからだろうなんて思っても 私は言えない」
「待ってるだけよ」

いつからこんな風になってしまったんだろうと思って聞こうにも返事こないし、踏み込んで聞いてしまったら関係そのものが終わりそうだし的な感じですかね。
だからただ待つことしかできない。みたいな。

重い香り 誰が感じているのか 今日の夜

ここの部分って実際どうなんですかね、結構大人な歌詞だと思うんですけど、これ1番の歌詞の「他にも大事な人がいるの?」が「他にも私と同じ立場の大事な人がいるの?」って意味合いだったりするのかなっていうのも思ったり。
でも個人的には私の知らない彼の大事な人の事を指してるのかなって思いました。

泥濘 嵌った 私は眠れずに 動けないまま

決して綺麗ではない道を歩んでる途中ぐちゃぐちゃな泥濘に嵌り、いろんな事を想像して、眠れなくなる程、考えつくしてもその泥濘から出られないみたいな事でしょうか。

薄い香水で 思い出す 君の温もり」

終盤にかけて難しくなってきてますね。
彼の温もりを思い出すようなその薄い香水っていったい何なんでしょうか。
例えば同じ香水をつけた。とかならわかりやすいんですけど、それって中々無いと思うんですよね。かと言って違う香水だと、香りそのものが違うのに思い出すのかなとか思ったり。

つけてる自分の香水の香りが時間が経つにつれて薄くなる→ラストノート→彼の香りもラストノート。

みたいな感じでしょうか。ここは色んな意見を聞いてみたいですね。

夜明けの街灯が 私の事を指差して笑った

眠れず迎えた夜明け、そんな私をずっと見ていた街灯が笑っているように見える的な。
それか、あたりの街灯の明かりが消え始め、点滅したりする街灯が笑っているように見えるとか?(そんな事あるのか)

朝に感じるトップノートだって
好きだよのミドル
全部欲しいのに

ここで今回の重要ポイントに挙げていた3つのノートが登場します。
夜の残り香だけじゃなく、知らない誰かが感じている彼というその全てが欲しい。
彼についても「私」が知りえない部分をそれぞれ香り立ちで表現していて、香水の香り立ちで彼の事をどこまで知ってるのかや関係性を表しているんですね。
そしてここで「ラストノートしか知らない」がどういう事なのかの回収もされていますね。

余談ですがこの部分の歌唱は掛け合いの様にパート分けされていて、内に秘めてる想いや感情が溢れ出しているかのように聴こえてくる感じが良い意味でゾワっとしますね。

誰かをまだ想ってる君です」

「私」の想いとは裏腹に彼の想いは別の誰かへ…ですね。

淡い香り 体温に溶けて君がいる』
『みんなは知らない 『特別』に酔って 痛み 泣いて』

落ちサビですね。
この部分は在りし日のことを思い返しているのかなと思ってます。
私だけの特別というものに酔って、その『特別』という言葉故に痛み、涙しているのかな。
みんなは知らないから『特別』なんだと、そう自分に言い聞かせていた部分もありそうですね。
『特別』の後の残り香であることは分かっていたはずなのに。

君が 好きよ 夜に会いたくなるのは君だけで』

意味はそのまま、それでもやっぱり彼の事は好きで、夜に会いたくなるのはやっぱり彼だけで、という事ですよね。
これ境遇が違うだけで割と経験したことある方も多いのではないでしょうか。
当たり前の日々がそうではなくなってしまって、自分だけが前を向けず立ち止まっているような時って楽しかったその時の事を思い出したりしますよね。
全部欲しいんだけど夜の彼しか知らないからこそ当たり前ですけど真っ先に思い浮かぶのは想像の中じゃなくて記憶の中の彼で。
そして結局のところ多分好きなのは彼じゃなくて、夜の彼なんですかね。
もうなんか、切ない通り越して悲しいぞ()

終わりに向かって灰のように落ちる 恋でもいい』

火が強くなればなるほどはやく燃え尽き、ボロボロと崩れ、少しの風で散り散りに吹き去ってしまい、まるではじめからそこには何もなかったかのように終わるような恋。

私 バカみたい』
『気づいたら ラストノートに 恋をしてしまった』

ダメってわかってるのに、他に大事な人がいる彼に恋をしてしまった私も、そこに一喜一憂して悩んだり泣いたりしてる私も、それでもいいと思ってしまう私も全部バカみたい。
みたいな感じでしょうか。
彼女なりに歩を進めた感じはありますよね。向かう先は別として…。

It hurts to see you』ーあなたを見るのが辛い
『Why do I want to need you now』ーなぜあなたを今必要としているのか?
『ラストノートしか知らないままでいい』

最後の歌詞、ひと通り考えた結果、それでもいい、全て自分のものにできないのならラストノートしか知らないままでいい。
ある意味決心のような印象を受けますね。
本当の意味での幸せをつかみ取ってほしいです。

いかがでしたでしょうか。
個人的には歌詞もメロディーもMVも全部好きな表題曲だなぁと。
僕らの制服クリスマス』や『The 5th』のようなキラキラしていて幸せいっぱいの冬の歌も微笑ましくて好きですが、今回のような切なく儚い曲が心にスッと入ってくるのもまた冬の歌ならではな気がしますし、明るい、楽しいというイメージの子達がこういう曲を歌うと、そのギャップで切なさや儚さも割増しで入ってくるのでめちゃくちゃいいですね。
そしてここまで自分なりの解釈で書き進めて来ましたがこの時点でもう既にあそこはやっぱりこっちかもみたいな事になっていますし、全く別の視点で読むことも出来る気がするので、歌の歌詞というのは聴く人によって意味も変わってくるくらい本当に奥深いなと思っております←読解力がないだけ

以上クロノでした。
次はどの歌にしようかなぁ…🤔


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