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腕時計ブログ【時計の買い方・お店の選び方】

高級な機械式時計は、故障してもメーカーから部品の供給がほぼ可能なため、メンテナンスをしながら50年以上使い続けることができる一生モノな買い物です。
長く使用できて高価な買い物だからこそ、後悔するような買い方は避けたいですよね。
今回はお店の選び方を交えた、時計購入における気をつけた方が良い点などをお伝えしていきます。


情報収集をしよう

まず雑誌やインターネット、気になるブランドのホームページを確認することが手っ取り早いですが、それと同時に主要なブランドが一堂に揃っている百貨店などで各ブランドの実機を見て実際に手に取ってみることも重要です。
自身が興味のなさそうなブランドにも一通り目を通しておくことで、時計業界の全体像を大まかに把握でき、時計選びに迷ったときに色々な指針になります。
また、店頭では販売の方より一人では知り得なかった様々な情報をきくことで、より欲しいと思うモデルに巡り合えるチャンスもあるかもしれません。

プライオリティを決める

情報収集をした中から、自分の好みやどのようなシ-ンで時計をつけるのかをイメージしておきましょう。
機能性やコストパフォーマンスという点では、機械式時計よりクォーツ時計の方が優れている場合もあるので、価格と性能が比例するとは限りません。
機械式時計でも、価格と性能の比例は一定のラインまでで、その先は複雑機構(トゥールビヨンなど)が搭載されると価格は一気にはね上がってきます。
価格と性能が比例するラインは、時代や為替で常に変動するので一概には言えませんが、多くの時計について調べたり触れたりすることによって培った、自身の感覚に従って選ぶとしっくりくるでしょう。
購入予算と欲しい時計モデルのイメージがまとまってくれば、実際に手に取れる取扱店に行って購入するほうがベターです。
また、着用するシーンや服装まで、具体的にイメージを固めて実際に時計を合わせる服装で見に行くと購入後のイメージがしやすくなります。


試着する際のマナー

試着の際は時計に傷がつかないようにアクセサリー類は外し、革ベルトを装着する際は、穴留めしないというようなマナーを忘れずに。
また、リューズやボタンなど実機を動かす際は、万が一のことを考えて、スタッフに確認したうえで行うようにしましょう。


どこで購入する?

機械式時計の販売店は、大きく「正規店」と「並行店」に分けられます。

「正規店」

文字通り日本の正規販売代理店が商品を卸している店舗です。(直営店・時計専門店・百貨店など)
どの販売店舗でも価格・品質・アフターメンテナンスサービスなどに差がないことを基本とし、どの店舗で購入しても同じ条件で購入できること、公式情報(限定商品、新作について)や入荷が並行店より早く、販売の方の商品知識が確かな点が大きなメリットです。
定価販売が基本となりますが、確かな品質保証に加え、格式高い正規店で時計を購入したという満足感があります。

「並行店」

日本以外の国の正規代理店(海外の正規代理店・卸会社・海外バイヤーなど)を通して仕入をした店舗です。
かつては、日本の定価に縛られず為替レートの違いを利用して日本の正規輸入代理店を通すより安く仕入れることも可能でしたが、現在は多くのブランドが為替を考慮した国際的な価格の統一を図っているので、以前のように正規店より安く購入できるというメリットはあまりなくなったようです。
代わって増えたのが、日本で品薄な人気商品などの並行輸入です。
また、並行店での購入は、値段だけではなく商品のコンデションにも違いが出ることもあるので注意が必要です。
 
信頼やステータスを重視するのか、状態の良い品であればOKやメンテナンスの費用を安く済ませたいのかなど、正規店で買うか並行店で買うかは、自身が何を重視しているかによって変わります。
購入する上での優先順位を考えながら、是非お気に入りの一本を見つけ出してください!
 


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