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【社会インフラの老朽化を管理する】~ビジネスモデル考察Vol.56~

■背景
Iotがブームになっているが、wifiやBluetooth、4G、5Gといった通信機器は電力消費が激しく、電力供給が難しい場所での利用が困難である
⇒通信速度は遅いが、省電力で広範囲の通信が可能なLPWAを使ったIotデバイスの開発は需要があるのではないか

■ターゲット
企業

■ビジネス詳細
・IoTデバイスの開発、通信、制御を1つのプラットフォームで行える仕組みの提供
⇒低コストかつ短期間でIoTデバイス開発が可能
・通信を行う際の月額通信費、IoT開発プラットフォームの月額利用料で収益化

■ユーザーのメリデメ
▷メリット
・Iotデバイスの開発から利用まで一気通貫で出来る
・今まで人が一つ一つ目視などで確認していた作業を自動化することが出来る
▷デメリット
・月額の利用料が発生する
⇒人件費に比べれば安いと考えられる

■事業者メリデメ
▷メリット
・Iotはこれから益々普及してくるため、需要は高まっていく
・サブスクリプション型のサービス提供であり、一度契約することで継続的に収益化が可能である
▷デメリット
・技術的な優位性があるわけではないため、競合が発生しやすい

■今後の展開・課題
・LPガスの遠隔検針や道路・橋といった社会インフラの監視に活用していく
⇒他社よりも先にサービス提供することで継続的に収益を上げることが出来る
・競合に対する優位性が小さい
⇒スピード勝負でシェアを拡大して先行者の優位性を作っていく必要がある

■考察
・Iotはこれからの時代益々需要が高まっていくため、当サービスも利用者は増えていくと考えられる
⇒インフラの老朽化の問題などもあり、今がサービス展開の絶好機である
・事業内容は至って面白みもないIotデバイスの開発とその運用であり、ベンチャーとしての優位性がない
⇒大企業が参入してきたら勝てないのではないか
⇒大企業よりも先にシェアを獲得するか、大企業が手を出しにくいニッチな産業でサービス提供するかの2択であると考えられる
・Iotのサービス提供と共にビックデータの収拾も行なっており、これらのデータの利用権利が得られれば、解析したデータ販売なども行うことが出来る

■企業
Innovation Farm(Innovation Farm株式会社)

▽参照:FUNDINNO

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