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【事務作業は全てAIに任せよう!】~ビジネスモデル考察Vol.66~

■背景
金融機関の口座開設などを手作業で行なっているため、手間がかかり口座開設にも時間がかかっている
⇒AIを用いて自動で行う事で、コストの削減や口座開設時間の短縮などが出来るのではないか

■ターゲット
金融機関

■ビジネス詳細
・人を介して行なわれていた帳票の確認を、システムで解析してデータ化するサービスを既に提供
⇒コストや手間の削減や人的リソースの省力化に寄与
・金融業者がユーザーの口座開設にあたり、本人の顔写真と運転免許証をアナログで確認していた作業を自動で認識するシステムを新規で開発
⇒金融業者の手間やコストを削減、ユーザーの口座開設の時間短縮が可能
・当システムにユーザーの申込者データを送り、出てきたデータを基幹システムに送り返すことが可能
⇒既存システムの大幅改修が不要
・金融業界大手SBIグループと在留カードの自動化プロジェクトで業務提携
・金融機関へのシステムの導入による初期費用および月額管理費用によりマネタイズ

■ユーザーのメリデメ
▷メリット
・人件費の削減が可能である
・人の目よりも正確に判定する事ができる
⇒マネーロンダリングなどの不正に対応する事ができる
・口座開設の期間を短縮できる
⇒機会損失が減少する
▷デメリット
・既存のシステムに当システムを組み込む必要がある
⇒基幹システムに取り込む必要はなく、申込者データの送受信のみで連携可能なため、小規模のシステム開発で対応可能である

■事業者メリデメ
▷メリット
・現場の声を基にサービスを展開するため、需要がある
⇒現時点で競合がいない
・既存のサービスの一部を流用する事ができる
⇒開発費用の削減ができる
・利用が増えれば増えるほどデータが蓄積され、読み取りの精度が向上する
▷デメリット
・利用者が好き勝手に撮った写真の文字を読み取る必要があり、高度な解析技術が求められる

■今後の展開・課題
・読み取り精度を向上させる
・サービスを金融機関に導入する
・運転免許証だけでなく、マイナンバーカードやパスポートなどの様々な種類の身分証明書に対応していく

■考察
・2018年11月30日の法律改正により、本人確認のオンライン上での完結化が可能となった
⇒今まで禁止されていたため、当ビジネスで先行している企業は存在しない
⇒今まで市場ができていなかったため、シェアが取りやすい
・SBIグループと提携ができていることから、今後も他の金融機関との交渉がしやすいと考えられる
・データ量が物を言う世界であり、先行してシェアを獲得することで他社に追随されるリスクが減る
・サブスクモデルであり、一度シェアを獲得してしまえば今後も安定して収益をあげる事ができると考えられる
⇒他社に追随されないよう早急にローンチする事が重要である

■企業
FTS AI Platform for ID(ファイナンシャルテクノロジーシステム株式会社)

▽参照:FUNDINNO

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