見出し画像

【猫と上手に暮らす方法】猫が喜ぶことや好きなことがわかる!猫がとる行動やしぐさの意味を徹底解説!

犬も可愛いいけどやっぱり猫派!そんなのんびりとした猫との暮らしを求めている人は多いはず。スリスリ寄ってきて甘えているのかと思ったら、数分後にはサッと静かに離れてく。そんな気分屋の猫の実態とは!?

1.猫のしぐさ・行動の意味とは

猫が見せる仕草や行動の中には、感情やサインがたくさん隠れています。その意味を知っておくことは、猫と上手く付き合うために大切なこと。まずは、飼い主として猫の気持ちを理解してあげましょう。

●ゴロゴロと喉を鳴らす
ゴロゴロあるいはグルグルといったような音で喉を鳴らすのには、いくつか意味があります。一般的にはリラックスしている状態や幸せを感じているときのサインだと言われています。飼い主にとっては嬉しくてたまらないですよね。
しかし、苦しいときや危機を感じているときに鳴らすこともあり、それはいつもの音に比べて少し低めです。怪我をしたときなどにも見られる行動なので、いつもと違うゴロゴロが鳴っていたら少し注意して見てあげて下さい。

●尻尾を垂直に立てる

猫が尻尾をピンっ!と垂直に立てているときは、基本的に嬉しくて喜んでいると考えていいでしょう。飼い主が帰ってきたときなんかはまるで「待ってたよー!早く遊んでー!」って言っているよう。ご飯の時間にも見られるように明らかに嬉しそうなのがわかりますよね。積極的にたくさん撫でてあげることでさらに喜んでくれます。

尻尾を足の間にしまう
うずくまって尻尾を足の間にしまう行動は怖がっているサインです。特に飼い始め初日は、周囲や環境の変化に慣れていないので怯えるでしょう。
見たことのないものや聞いたことのない音は、猫にとってはそのほとんどが得体の知れない恐怖。飼い主との暮らしに慣れてきても、知らない人が突然自宅にやってくると警戒します。あまりストレスをかけないように気遣ってあげましょう。

スリスリと寄ってくる
猫には臭腺というニオイを出す分泌線があります。その部分を飼い主や気になるものに対して擦り付けることで縄張りを守っているのです。猫は知らないニオイに対して警戒心を覚えるので、安心したいがために自分のニオイをつけるんだとか。
例えば、外出先から帰ってきたときやお風呂上がりなど、飼い主からいつもと違うニオイがすると「消したい!」という気持ちになりスリスリしてくることも。そんなふうに思ってくれているなんて愛おしいですよね。

●顔を洗う
猫は大の綺麗好き。ご飯を食べた後は口の周りが汚れているので一生懸命ゴシゴシ顔を洗っていますよね。実はヒゲを整えるために顔を洗うような動きをすることも。猫のヒゲはとても敏感で繊細なので、汚れていたり曲がっていたりすると不快に感じてしまうのです。また、ストレスを感じているときにも顔を洗うことがあります。頻繁に顔を洗う姿が見られるようなら、猫にとって今の生活にストレスの原因となるものがないか考えてみましょう。

●シャーッ!と枯らした声で鳴く
これは猫の表情を見れば威嚇していることが一目瞭然。全身の毛を逆立てて尻尾を膨らませます。爪もグッと剥き出しになっている状態なので、無理やり近づくと引っ掻かれてしまう恐れも。落ち着くまで少し距離を置いてそっとしておくことがベストです。

●耳を横に寝かしている
猫の耳は非常に優秀で、人間には聞こえない音も拾うほど。そんな耳をぺたんと寝かせているときは、くつろいだりリラックスしたりと脱力状態になっているのです。耳を後ろに大きく反らせているときはイライラや怒りのサインですが、撫でているときにもそんな反応が見られることってありますよね。しかし、その場合は横に寝かしているときと同様、リラックスしている状態だと考えられます。

●舐めてくる
猫が飼い主の手などをペロペロと舐めてくることがありますよね。それは「仲間だよ」「家族だよ」「信頼しているよ」といった愛情表現です。飼い主にとってこの上ない幸せですよね。
猫は習性として親や兄弟同士でグルーミングし合います。それは気を許した相手にとる行動なので、心から信頼している証拠です。
また、かまってほしいときやご飯が欲しいときなど、何か要求を伝えようと舐めてくる場合もあります。
しかし、猫の唾液にはさまざまな菌が存在しているので、口周りは舐めさせないようにしましょう。特に小さな子供がいるときには注意が必要です。

●毛繕いをする
毛繕いは猫にとって欠かせない習慣です。そもそもなぜ毛繕いをするのかというと、主に体温調整と清潔を保つためです。
暑い時期は被毛に唾液をつけて蒸発させることで体温を下げ、寒い時期は体毛の間に空気を含ませることで熱を逃さないように保温するのです。
そして綺麗好きの猫は、毛繕いをすることで体についた汚れを取り除き、毛の状態を綺麗に整えます。
そのほか、不安な気持ちを落ち着かせるためやリラックスするためなど、精神的な理由で毛繕いする場合もあります。

2.猫が好むこと

●飼い主が起きること・飼い主が帰ってくること
朝起きたらご飯をくれたり、帰ってきたら遊んでくれたりする飼い主のことは大好き!基本的に単独行動を好むのが猫ですが、長時間触れ合わない時間が続けば寂しく感じるものです。

●狭くて暗い場所
箱やダンボールを開けるとき、興味津々に近寄ってきますよね。そのような囲まれたスペースに入るとしばらく出てこないことも。落ち着きたいときに行きがちなので、そっと見守ってあげてください。部屋に何箇所か猫がちょうど入るような狭い空間を作ってあげると喜んでくれるでしょう。

●寝ること
猫にとって寝ることは趣味みたいなもの。1日の3分の2を睡眠時間に費やします。警戒心が強い猫が部屋でぐっすりと眠っているのは安心しきっている証拠。
耳は非常に敏感なのでつい起こしてしまわないよう、大きな物音には気遣ってあげましょう。

●暖房機器が作動していること
 寒さが苦手な猫。「猫はこたつで丸くなる」と聞いたことがありますよね。
ヒーターやこたつなどの暖房機器を使うことが増える冬の時期は、それらの近くで動くのを待ち伏せていることも。

●外の景色が見られること
警戒心を抱きつつも、車や鳥などの動きを見ることは、猫にとって刺激的。家猫は外の世界をほとんど知らないので、観察しながら楽しんでいるのかもしれませんね。家の中では聞かない音や、新鮮な外のニオイに触れさせる時間を作ってあげましょう。きっと猫にとって気分転換になることでしょう。ただし、逃げ出してしまわないように注意が必要です。

●日向ぼっこ
眩しそうに目を細めながらもよく日向ぼっこをしている猫。ただあったかくて気持ちいいからという理由だけでなく、体内時計の調節や睡眠同様のエネルギー保持のためにもとる行動です。

●家の中をウロウロ
「そんなにウロウロしても何もないよ?」と思ったことはありますよね。家の中を探索しているかのようにウロウロとあちこち見回っているのは、縄張りの安全を確認しているのです。安心したい気持ちと、ちょっとした変化にワクワクする気持ちでいるのかもしれませんね。

●爪研ぎ
ぐーんと体を伸ばしながら爪研ぎをするのは、同時にストレス発散でもあり単なるストレッチでもあります。前肢をピーンと張ってお腹をながーく伸ばしている姿は、見ているだけでなんだか気持ちよさそうですよね。さまざまな形の爪研ぎを用意してあげていると、猫もきっと楽しんでくれるはず。

●高い場所に登る
高いところがあれば、あっという間に軽々と登ってしまう猫。「どうしてそんなに高いところが好きなの?怖くないのかな?」なんて思ったりしますが、上からだと縄張りの変化が一目で確認できるのです。また、近くにライバル猫がいるときは、自分の方が優位であるとアピールするために行う行動でもあります。

●遊ぶこと
猫にとって遊ぶことは狩猟本能を刺激します。猫じゃらしなどで遊んであげることは単に楽しんでいるのではなく、ストレス発散にもなります。実は、スキンシップよりも距離を縮めやすいので、最低でも1日5分くらいは一緒に遊んであげましょう。

3.まとめ

猫は警戒心が強くかなり繊細。性格もそれぞれ異なり、たくさん甘えてくる猫もいれば、全然自分から近づいてこないクールな猫もいます。そんな多種多様な猫と上手に暮らすには、飼い主がどれだけ猫を理解してあげているかが大切です。
そしてさまざまな事に敏感な猫に対して、いかにストレスを与えないようにするかが飼い主の重要な役目でもあります。ほどよい距離感を保ってあげながら上手くコミュニケーションを取り、猫も人間もストレスのない快適な暮らしを♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?