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泣く子も黙る感染対策(8)

泣く子も黙る感染対策(8)
第8回 針刺し・切創・粘膜/創傷汚染の
予防と対応―後編―
坂本史衣 さかもと ふみえ
聖路加国際病院感染管理室マネジャー


1.職業曝露による感染が報告されている血液媒介病原体

 血液およびその他の潜在的感染性物質(other potentially infectious materials,OPIMs)[表1]が付着した鋭利器材で受傷することを「針刺し・切創(または経皮的曝露)」といい,これらの物質が飛散するなどして粘膜や創傷に付着することを粘膜/創傷汚染という.針刺し・切創・粘膜/創傷汚染をまとめて職業曝露(occupational exposure)と呼ぶこともある.職業曝露による感染が報告されている主要な血液媒介病原体は,B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus,HBV),C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus,HCV),ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus,HIV)であり,感染リスクはウイルスの種類だけでなく,職業曝露の発生状況にも左右される[表2].

[表1]その他の潜在的感染性物質(文献1より改変)


[表2]職業曝露によるHBV,HCV,HIV の感染リスク(文献2~4より改変)


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