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ぱっと見てわかる! インスタでNews(U35メイキングトホホ日記その4)

 「どんな色がいいですかねー」
 そう思案するデザインチームの若手精鋭Sさん(30代、女子)と一緒に、マックの画面を見つめる。色合いって、難しい。そう思いつつ、色って楽しいという思いを深めるデスクA(51歳、女)です。皆さん、いかがお過ごしですか。

末永さん


 作っているのは、インスタグラムの画像。今回の新しい挑戦の一つは、インスタでローカルニュースを伝えるということなのです。3~5枚の画像をめくってもらうと、ニュースや話題の大まかな内容をわかってもらえる。そんなインスタを目指している。

末永手元加工


 インスタをやってみることにしたのは、ことしのまだ暑い頃、地元大学の女子学生たちに話を聞いたことが大きく影響している。


 新聞を取っていない。テレビも自宅にない。何を情報源にしているかというとSNS。つまり、インスタとツイッターだそう。
 それは、逆に言えば、インスタとツイッターでの発信がなければ、彼女たちの視界にローカルニュースの入る余地はないということなのか? 私と、一緒に話を聞いたR記者(30代、女子)は、胸の内で激しく当惑しながら「そうだよねー」とつくり笑いを繰り返したのだった。

インスタ携帯加工


 さらに、女子学生たちはこう助言してくれた。
映え、ですよ、映え
見た目は大事ですよ。なんか感じいいとか、かっこいいとか、そういうのが大切です。ダサいと、見ないです!」
 さらに、たたみかける。
1秒以内の勝負です
 スマホの画面には、膨大な情報が流れてくる。その中で、もっと知りたいとタップしてもらうには、選ばれなければならない。その条件の中で、見た目の優先順位は高いそうだ。

石下画面加工


 そして、もう一つ。「新聞は難しい」問題が、U35チームの前には立ちはだかっている。用語が難しい、漢字が多い、だから読む気がしない…。そんな感想を多くの方にいただいていた。それならば、インスタだったら…。

 情報やデータ、知識をイラストや図、グラフで視覚的に表現したものを「インフォグラフィックス」というのだそうだ。まさに、ぱっと見てわかる。インスタで、そのインフォグラフィックスなるものを取り入れることができたら。誰にもわかりやすく、というのは若い世代だけでなく大切なことに違いない。
 そうして、デザインチームのメンバーや編集局内の有志が日々、映える画像を目指して試行錯誤を重ねている。

国枝さん


 もう一つ、インスタには24時間という時間限定で画像や動画を共有できる「ストーリー」がある。このストーリーとインスタUPは、営業系の20代の男女2人が中心に担当している。U35世代の2人が同世代に向けて発信するストーリー、皆さん、ぜひ見てみていただけませんか。

中国新聞U35のインスタグラムはこちら