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【イタリア縦断旅】ピサの斜塔を支える夢、叶いました。

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンにて留学生活を送る大学生、桜です。


春休みに行ってきたイタリア縦断旅も中盤に差し掛かるところ、今回は前回のフィレンツェに続いて「斜塔」で有名な都市・ピサに行ってきました。

前回の記事↓




アルノ川をひたすら下る


フィレンツェの町の中心を流れるアルノ川。

これを西へ下っていくと現れるのが、かつてヴェネツィアなどに並んで栄えた海運都市・ピサです。


ピサは、近代科学の父・ガリレオガリレイが「落下の法則」を見つけ出したことでも知られるピサの斜塔が有名です。

彼は斜塔の上から2つの球を落とし、それらが同時に着地したことから„落下の速さはその重さと無関係である”という法則を見つけました。

ガリレオガリレイ


そんなピサを目指して、朝いちのフィレンツェ駅から出発です。


駅看板が大きすぎて合成みたいな写真が撮れたので、フィレンツェの最後の思い出に載せておきます。

いよいよ出発。
朝は綺麗に晴れていたのですが、予報によるとこれから曇っていくみたい。


かつての港町・ピサ


人口約9万人、トスカーナの小都市ピサは、古代ローマ帝国の軍港だった時代から現在に至るまで海運都市として栄えてきました。

ピサの駅前の広場にはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の銅像。
サルデーニャ王国の国王であり、イタリアをほとんど統一して初代イタリア国王にも即位した彼は、サルデーニャをそのまま引き継ぐという意思から1世ではなく2世と称しました。

ミラノ回の記事で訪れた世界的に有名なミラノのアーケードも彼の名がそのまま使われています。


街中をどんどん進み、斜塔のある大聖堂のほうへと向かいます。

こちらがアルノ川。
フィレンツェで見た時と同じ濁った水の色をしています(笑)

晴れていたらもう少し綺麗に見えただろうなあ…

ピサの斜塔を擁するピサ大聖堂が見えてきました。

ちなみに、大聖堂へ向かう大通りには美味しそうなイタリアンレストランが軒を連ねていて、それぞれのお店を代表するであろうイタリアンイケメンなウェイターたちが観光客をひたすら呼び込み、私たちは気になるメニューに目も通せないまま通りを抜けてしまいました。


ピサの斜塔


帰りにゆっくりお昼ご飯を探そうと決めてまず向かったのは、やはりピサの斜塔。

一番傾いて見える角度を探し、地面の線を水平に合わせて撮った写真がこちら。

結構傾いていると分かってはいたものの想像よりしっかり斜めで、芸能人を生で見て顔の小ささにびっくりする、みたいな気持ちになりました。


この塔の着工は1173年、地質の不均質さによって不本意にも建設中に既に傾き始め、最大5度を超えて傾いていた時期があったものの幾度かの修正ののち現在は3・97度にキープされているそう。

礼拝堂本体を凌いでここまで話題性を持つ鐘楼も、このピサの斜塔くらいですよね。

ちなみにドイツ在住の私はおったまげた情報なのですが、ドイツ北西部のズールフーゼンの斜塔のほうがピサのものよりも傾きが大きいのだそう。

wikipediaより。いつか行ってみたい…

自然に傾いた塔として最大の傾きを誇るこの塔は、現在ギネスブックにも登録されているそうです。


ここですることと言えば


さて、ピサの斜塔に来てすることは決まっています。

支えるやつ

みなさん2本腕を突き出して、顔をしかめたり複数人で繋がってみたり、世界中どこに住んでいてもここに来たら皆やる事は同じなんだな~と、少し滑稽にも見えて微笑ましくなりました。

ちなみにもうワンパターン撮ってみたのですがいかがでしょうか。

抱きしめてみました。

わたし的には結構気に入っているのですが、よくよく考えたらこれ別に傾いてなくてもできるよな、と。


ということで、傾きがよくわかる写真もいくつか貼っておきます。

これで倒れないのはすごすぎる
垂直の柱の向こうに見える塔


そしてこちらがメインの大聖堂と、

その正面にある洗礼堂。
下部はロマネスク様式、上部はゴシック様式でつくられたこの洗礼堂は完成まで200年かかったそうです。

何となくフィレンツェのものを連想させる色遣いと形状でした。


イタリアで食べたかったもの:ラザニア


斜塔との撮影会に勤しんでいたら、いつの間にか空腹がとんでもないことに。

先ほどのイタリアン・レストラン・ストリートにて、今度はキャッチを完璧に無視することを覚えてじっくりお店を吟味。

君に決めた!と入店したのがここ。

座ったテラス席からは、今から塔を支えに行くであろう観光客たちが沢山見えました。

注文は、3人全員ラザニア。
9.5ユーロとお財布に優しい値段だったので、追加でピザも注文して3人で分けました。

イタリア人てきにはピザは1人で食べきるものなので、複数人で分けるなんてもってのほかだそうですが…
お姉さんは快く切り分けてくれたので、美味しくいただきました。

ちなみにラザニアはこんな感じ。

わたし的イタリアに来たら食べたかったものTOP3における堂々の2位がラザニアだったので、念願がかなってとても幸せ。

1位を叶えに向かう次なる目的地は、イタリア最大の都市。

いよいよイタリア旅のメインへ


ついさっき到着したばかりのピサ駅から電車に乗って向かうのは、古代ローマ帝国時代からの長い歴史を持つヨーロッパ、いや、世界有数の大都市ローマです。

この辺から長旅の疲れが出始め、車窓を楽しむつもりが爆睡していていつの間にか到着していたローマ・テルミニ駅。

流石は一国の首都、駅の中には豪華なフードコートのような場所があり、お寿司屋さんもありました。

そして何より私が驚いたのは、治安の良さ。

ローマ・テルミニ駅ってネットでは基本的に、ヨーロッパ最悪の治安、物乞いとスリの駅、と酷い言われようで、私も今回の旅行で最大の警戒心とともに可能な限り最悪の目つきで歩いていたのですが、拍子抜けとはこのことです。

というのも、床も綺麗だし変な人も見当たらないし(駅を出るとキマっている人もちらほら居たけれど)、ドイツのフランクフルト中央駅のほうがよっぽど地獄の治安だわと思ってしまいました。

ここで気を抜いてはいけません。
メインのローマ観光は明日から。

ぼったくり写真屋やミサンガ押し売りに翻弄されるのはまだ先の話・・・


ローマ・テルミニ駅のマクドナルドで、フレーバーが混ざっていなさすぎて一口ごとに味の違うイチゴのシェイクを買ったところで、今日のnoteはここまで。


旅行記が溜まりすぎて泡を吐きそうですがぼちぼち頑張ります…

それではまた!

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