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トキメキの冬

あと約1週間でクリスマスがやってきます。
みなさまはクリスマスの計画はもう立てられましたか?年末の忙しい中でも、クリスマスはトキメキのある一日にしたいですよね。

もうすぐ訪れるクリスマスのトキメキを演出するようなデザインを、ハロウィンに引き続き、日本画家の栗原由子さんに描き下ろしていただきました。
落ち着き感のある大人っぽいリースがメインのメッセージタグとカードです。

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今回のデザインについて栗原さんにお話を伺いました。

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Q) リースの色味やコントラストがとても特徴的ですね。色味はどのように決められたのですか?

栗原さん) クリスマスというと赤や緑の強い印象をイメージしていましたが、中央軒煎餅のイメージとも合わせて、少し柔らかい色味や複雑味を感じさせられる色味を選びました。同じ緑でもいくつかの色を選んだり、工夫をしました。カードの地色は、寒色系の色味は寒い印象にならない程度に冬を感じられるように、エメラルドグリーンのような翡翠色にしました。

Q) 今回のデザインで一番こだわった部分はどこですか?

栗原さん) 夏野菜・ハロウィンの絵では描かなかった、光の反射部分を出せると良いなと思って描きました。クリスマスはキラキラしているイメージがあるので、オーナメントに反射している光や、リンゴのモチーフの艶、キャンディーケーンの内側の影をポイントに描きました。カードやタグ内面にちりばめている小さな丸は、光を表しているものでもあり、降ってくる雪でもあり、両方にとらえられるようにアレンジしました。とくに、カード表面はおめでたい席でクラッカーをはじいたような、紙吹雪が散っていくような印象にしたいと思って。食べることが好きなので、リンゴをモチーフにしたりしました。

Q) リースの枝の一部分が見えているところが特徴がありますね。

栗原さん) 葉っぱだけで全面グリーンだと少し子供っぽくなると感じたので、クラシックな大人っぽさが枝の部分で出せれば良いなと思いました。葉は、クリスマスにはシルバーで表現することが多いですが青で変化をつけることで、少し落ち着き感を出し、乾燥した月桂樹のような感じを表現したいと思いました。

Q) デザイン全体の思いやイメージなどはありますか?

栗原さん) リースは諸説あるようですが、もともと魔除け・豊作祈願・新年の幸福祈願のために各家庭で飾られているそうです。来年は穏やかで良い年になるよう、カードをお守りとしても飾っていただけると嬉しいです。非日常を感じさせるクリスマスならではのアイテムで、少しでも華やかで楽しい気持ちになっていただ けたらと思います。皆さんにとって穏やかで喜びの多いクリスマスとなりますように。

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冬季限定商品「Kumitteチョコレート」の温かみのある茶色いパッケージとも相性のよいデザインです。
カードやタグをお手元に飾りながら、クリスマスのトキメキを感じてみてください。

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※オンラインショップにてクリスマスタグをつけて購入をご希望の場合は、商品ページ「カートに入れる」ボタンの上部にある、「クリスマス柄」のタグをご選択ください。


栗原由子(くりはらゆうこ)Yuko Kurihara
1976 年生まれ。シンガポール、日本、アメリカなど各地で過ごす。筑波大学芸術専門学群日本画コースを経て、修士課程芸術研究科日本画専攻。卒業後、グラフィックデザイナーとして活動しながら作品を発表。2018年より専業の日本画家に。

中央軒煎餅の包装紙も栗原さんにデザインいただきました。下記で紹介しております。