「好き」の理由を分析する

何かを好きになったりハマったりしたときに、どこが好きなのか、どうしてこんなに好きなのか、理由を分析してみたくなりませんか？
くらたが、沼にハマっていることを、分析がてら楽しく語るシリーズです。

馬瓜エブリンの魅力について語る！

馬瓜エブリン選手については、女子バスケットボールファンならずとも、ご存じの方が多いのではないでしょうか。髙田真希選手とともにテレビ出演の多い現役女子バスケ選手です。年始の「とんねるずのスポーツ王は俺だ！」に3年連続で出演されています。

馬瓜エブリン選手の基本情報

デンソーアイリスのPF（パワーフォワード）、背番号は0番、身長180cm（Wリーグ公式パンフレットより）。
バスケの名門・桜花学園高校を卒業後、アイシンウィングス、トヨタ自動車アンテロープスに所属し、昨シーズンは休業して今シーズンにデンソーアイリスに移籍しました。

愛知県出身、1995年生まれの28歳。よく知られた趣味はソロキャンプ。妹のステファニーさんも女子バスケ選手で、現在スペインで活動されています。姉妹そろって雑誌VOGUEでイッセイミヤケを着こなしている姿は、大変美しくて格好よかったです。

特殊なバックグラウンド

「特殊なバックグラウンド」とは、馬瓜姉妹のポッドキャスト「Evelyn & Steph 馬瓜Sisters - Weekly Podcast - 」でのステファニー選手の言葉をお借りしてきました。エブリン選手は日本生まれ日本育ちですが、ご両親はガーナ出身。エブリン選手が日本代表として活動することを希望し、家族四人で日本国籍に帰化されたそうです。
幼いころは、肌の色などについて、周囲からの心ない言葉に傷つけられることもあったとか。法務省のホームぺージに、エブリン選手が中学1年生のときに書いた作文が掲載されています。エブリン選手の明るいキャラクターの誕生に秘められたエピソードに心が痛みます。
また、2021年オリンピック東京大会の直前に、日経新聞で特集されています。

多様なバックグラウンドの人が共生する社会であることは、社会の豊かさにつながるとわたしも思います。上記ポッドキャストでステファニー選手がスペインでの生活について語るとき「私が日本人だからそう思うのかもしれないけど」と発言した場面があったのですが、その自然さが、くらたは勝手にとてもうれしかったです。

義の人エブリン

学生時代『南総里見八犬伝』のゼミをとっていたくらたが勝手に思っていることですが、エブリン選手には、母校・桜花学園の先輩を支える「義の人」の一面があります。結果論かもしれませんが、先輩を支え先輩に勝利をもたらすことにこそ、エブリン選手のドライブがかかるようにくらたには見えるのです。そしてそんなところが好き！

●大神雄子選手の引退
女子バスケ界のレジェンド大神雄子選手が19期（2017-2018年）限りの引退を表明した年、エブリン選手は大神選手と同じトヨタ自動車アンテロープスに移籍。
その年のプレーオフ、トヨタ自動車アンテロープスは準決勝でデンソーアイリスに敗退、大神選手の引退試合となった3位決定戦でシャンソンVマジックと対戦し劇的な逆転勝利を収めました。
その試合後の選手たちの涙と観客から起こった「シン」コール(大神選手のコートネームが「シン」)は、当時現地観戦ビギナーだったくらたの心にも強く残りました。

●三好南穂選手の引退
続いては、リオデジャネイロと東京、二度のオリンピックで日本代表に選出され、23期（2021-2022年）に引退した三好南穂選手。
三好選手が事前に引退を表明していたプレーオフ決勝戦で、富士通レッドウェーブに勝利しリーグ優勝を収めたとき、5年間ともに戦ってきた三好選手とエブリン選手の熱い抱擁は見る者の涙を誘いました。ていうか今この記事に掲載するために写真を見直していてくらたが号泣しています。

●髙田真希選手の初優勝
まだ記憶にも新しい昨年12月、皇后杯でデンソーアイリスが悲願の初優勝を飾りました。髙田真希選手の現役生活16年目の初優勝でもありました。
エブリン選手は移籍1年目にしてこの記念すべき初優勝に貢献し、試合後のインタビューで第一声「お待たせいたしました！」と喜びの声を挙げました。

ファンサの神　エブリン

エブリン選手はファンサービスの神でもあります。試合後のインタビューの面白さはもちろん、Wリーグオールスターではバナナの着ぐるみを着て歌ったこともありました。
また、Wリーグの面白さを伝えるためにYoutubeチャンネル「エブの部屋」や上記ポッドキャストなどで本音の情報を積極的に発信しているところも大きな魅力。とくにポッドキャストでは姉妹の素の会話を聞くことができ、選手目線での真面目な意見も多く、シロートファンのくらたには大変ありがたい内容で最近無限ループで聞いているほどです。
みなさんもぜひ、まずはYoutubeやポッドキャストから、エブリン選手の魅力に触れてみませんか？

今日の話をまとめます。
エブリン、大好き―！