明日、4月16日(日)より 2023統一地方選挙 後半戦が始まる。
有権者の方は選挙に行ってほしいものだ。そんな思いを込めて、前半戦の選挙を振り返る。

ぼくの住む大阪では3月31日告示日で、大阪府知事選挙•大阪市長選挙•大阪府議会選挙•大阪市議会選挙が行われた。
大阪府知事選挙と大阪市長選挙は特に話題となっているが、ここでは大阪市議会議員選挙 天王寺区(定数2)について書く。

天王寺区の候補者-届出順-
人見つよし(大阪維新の会)•須藤しょうた(自由民主党)•金子エミ(大阪維新の会)   の3名である。

告示日の朝に天王寺区選挙管理委員会に行き、三人の候補者(代理含めて)に取材をした。
取材内容は、
①どのような大阪市政にしたいか？
②カジノ(IR)についてはどう向き合うのか？
の2点。

届出を終え はじめに出てきたのは、須藤しょうた氏の代理(秘書)だった。取材に応じてくれた。
①の回答
天王寺区の声を市政に届けたい。
②の回答
IRの全ては否定しないが、あり方について今一度見直して住民投票し、本当にカジノは住民の皆さんが望んでいるのか聞きたい。

次に、人見つよし氏の代理(党員)。取材しようとしたが答えられないとのことだった。

最後に金子エミ氏、忙しいにも関わらず本人が取材に応じてくれた。
①の回答
維新の会が進めてきた改革により生み出してきた財源によって、子育て 教育環境の充実を今後も計っていきたい。天王寺区に関しては文教区なので、特に教育環境を拡充していきたい。
②の回答
IRが大阪の経済成長を支えると思っている。IRの中のカジノは敷地のたった3%しかない、それによって私たちが想定している収入というものは年間1000億円である。市と府で500億円ずつの増収という形で想定しているので、それによって行政サービスを拡充させていく。雇用も3万人以上生み出すので夢あるIRだと思っている。

この日、ぼくは天王寺区選管に取材に行きたいと連絡をすることなく突然行った。にも関わらず、対応してくださった 選管の方と候補者、代理人の方にお礼を言いたい。

選挙結果は、
1位10,243票  須藤しょうた(自民)当選
2位10,232票 金子エミ(維新)当選
3位9,947票 人見つよし(維新)落選
となった。自民党の須藤氏が維新の金子氏よ11票上回り、今回の大阪市議選で唯一維新以外の候補が1位当選した。
11票の差は、前大阪市議会議員の足高まさし氏(自民党)の時代の支持層が根強く残っていたのか、カジノ(IR)誘致反対の意識の高かさなのだろうか。

1票の重さが顕著に現れる地方選挙は面白い！
ぼくたちの暮らしに身近な選挙が地方の市議会議員選挙だ。
だが、国政選挙よりも投票率が下がるのは、なぜだろう。
大人たち！もっと選挙を楽しんで欲しい。なんともったいないことだろう。