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古い82ccマッカーラに型取りでダンパーをつくる

かつて、米国にMcCulloch(マッカーラ)という世にも優れたソーのメーカーがあった。
本邦でも相当数が輸入されて、林業史に残っている。
このメーカーの最終モデルに近い秀逸品がコレ。

ProMac 800、とか、 Double Eagle(ダブル・イーグル)の名で知られていた。
82ccとは感じないくらい取り回しが良く, キャブレター、燃料系の整備性の抜群な良さは、最近のどのモデルにも見られない。
始動性が抜群で、森や竹林の中で苦労しないで良い。

ところが、これが来たとき、上の画像に示した赤線の、
上と下を接続しているバイブレーション・ダンパーがボロボロ状態。

これを一組、修理することにした。
材質はゴムだから、手元にある弾性シリコーンが使える。

形状を粘土でコピーした。

この型を「型取りシリコーン」にうずめる。

半日立って硬化したら、さっきの粘土の型は取りだす。

うまいことモールドができた。

モールドの中には、取り付け金具もあらかじめセットしている。

この中へ弾性シリコーンを注入して、半日待つ。
出来たら仮のアッセンブル。

前からのビュー
クラッチ側からのビュー
そして、上下をアッセンブルする

弾性シリコーンは、ガソリンには弱いけど、飛び散ったチェーンオイルが触れたくらいは耐えられている。

復活!!!

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