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給食の豚肉産地偽装 食品加工会社、詳細明かさず食肉事業撤退

食品加工会社「寿食品」(相模原市中央区)が、川崎市などの小中学校の給食で使用された豚肉を国産と偽って外国産を納入していた問題で、同社が食肉事業から撤退を決めたことが判明した。

給食食材を納入していた海老名市など複数の自治体の教育委員会に文書を送付した。

海老名市教委によると、文書は15日にファクスで届いた。
「社内調査を実施したところ、川崎市以外の地方公共団体にも産地を偽って納品した事実を確認いたしました」「今回の不正が行われたことは決して許されることではなく、事態を重く受け止め、食肉事業部門は本年11月15日で廃業することを決定いたしました」と記載されていたという。
同様の文書は座間市にも届いた。

同社は小中学校の給食食材として、横浜市の一部や川崎市に産地偽装した豚肉を納入していたことを認めている。
一方、給食食材を納入していた海老名市や座間市について偽装していたかを明らかにしていない。文書でも産地偽装食材の具体的な納入先などは明らかにせず「資料を全て警察に提出し、捜査に全面的に協力しておりますので、詳細についてはお答えできかねます」とあった。
海老名市教委の担当者は「問題が起きてから一度もきちんと対応をしてもらっていない」と憤る。

同社は、毎日新聞の取材に対し、文書を送付したかも含め「詳細は言えない。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」としている。

輸入肉が悪いとは言わないが、国産肉と偽り、輸入肉を給食に使用するのは如何なものだと思いますね。

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