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マチネの終わりに:平野ワールド

今、オーディブルで読んでいるところ。
すごくいい。

9章で成り立っている小説だが
ついに8章の「真相」まで来てしまった。
8章の「真相」の手前で一休み。

一気に読めば
読めるけど
終わってほしくない小説だ。

ずっと、この感じでいたいのだ。
読書(特に小説)の醍醐味を味わっているところ。

これは映画化もされているね。
その時は特にピンとこなかったけど。
映画も俳優さんたちが素晴らしいけれど
やっぱり、映画って短い時間に
詰め込むから
小説を読んだ時の感動とは
また別のモノになっていくと思うな。
映画は映画で別作品。

平野啓一郎さんという小説家に対して
私の中で
なんか、小難しそうという
イメージが先行していたので
読んだことなかったのです。

確かにね。
難しい話も出てくるし
歴史とか
文学とか
思想とか
奥深いものを感じた。

文化だとか世相だとか
世の中で起きているいろんなこと。

そして、
切ない恋愛の物語が
からまってきて。
なんで、平野さんの小説を
勝手に読まずギライというか
毛嫌いしていたのだろうか!

ごめんなさい!平野さん。
この本を読み終えたら
次々と
平野ワールドに浸りたいと思います。


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