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サイダーランド・イン・カナダ Vo.8

2023年5月8日から1週間カナダ東部にサイダリー訪問とサイダー事情を探りに行ってきましたので、その様子を旅行記の形でご紹介しています。
Vol.1こちら、Vol.2こちら 、Vo.3こちら、Vo.4こちら、Vo.5こちら、Vo.6こちら、Vo.7こちらからご覧下さい。

モントリオールに来た最大の目的の1つは輸入を手掛ける生産者シドルリー・ミシェル・ジョドワンに訪問することでした。というのも、カナダのサイダーの輸入を決めたのが、ちょうどコロナ禍が始まったころで、今までやり取りはオンラインのみで、直接お会いしたことがなかったのです。

今回念願の訪問となりました。
モントリオール中心部から車で50分ほど行ったルージュモンにサイダリーはあります。ルージュモンの街中に入るとJODOINと書いた看板が目立ちます。さぞミシェルは有名なのかと思い聞いてみたところ、ルージュモンにはジョドワンさんが沢山いるそうで、元を辿れば皆遠い親戚かもねとのこと。商業的リンゴジュースの生産者のジョドワンさんというのもありました。
ミシェルにようこそと迎えていただいた後は、施設内を案内頂きました。

手摘みにて収穫したリンゴが運ばれきて、洗浄後こちらで破砕されます。
タンクにて品種ごとに発酵させます。
まだ発酵途中なんだけど、飲んでみたいでしょ?と言われ、マッキントッシュを試飲させてもらいましたが、非常にフレッシュでしっかりとした酸があり、ミシェル自身もむせていました。
この日はボトリングする日だったそうで、ラインが全開で動いていて、缶にどんどんサイダーが詰められて箱詰めされていました。
こちらはジェネヴァを使用した瓶内二次発酵を施したシードルのデゴルジュマンをしているところでした。ポンポンシュッシュッとリズムを刻んでいました。

4代目のミシェルの代からシードル造りを開始しましたが、とにかくシャンパーニュ・ポル・ロジェが大好きであの高品質さを自分のシードルにも踏襲したいとフランス、シャンパーニュまでスパークリングワインの造り方を2年間学びに行きました。現在は20種類以上のシードルを生み出しており、シードルの名前にはそのシードルのコンセプトがわかるようなダブルミーニングを使用しているとのこと。おかげで面白い名前のシードルが多くみられました。フランス語が分かればさらにそのシュールさが分かって、楽しくなること間違いなしでした。

ボトルショップの壁にも「バラ色の人生を飲もう」とメッセージが書かれていて、棚にはロゼ色のシードルが陳列されていました。

11/05/23
Vol.9に続く
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©2023Marie Tanaka
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