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サイダーランド・イン・カナダ Vo.10

2023年5月8日から1週間カナダ東部にサイダリー訪問とサイダー事情を探りに行ってきましたので、その様子を旅行記の形でご紹介しています。
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ミシェル・ジョドワンの訪問後、ケベックのシードル流通事情も見たかったので、どこを見に行くのがいいかと聞いたところ、オンタリオ州ではお酒の販売は政府が統制する酒類管理委員会、通称LCBO(Liquor Control Board of Ontario)が販売していましたが、ケベック州では同様の機関のことをSAQ(Société des alcools du Québec)と呼ぶと教えていただき、中でも大きな店舗がAtwaterにあるというので、行ってきました。

当然ですが、ケベック産シードル棚。他州のシードルは見当たりません。
缶入りシードルの棚が別にあります。なんせ種類が豊富です。私が輸入するミシェル・ジョドワンも同じアイテムを見かけることができました。

入口から入り、確実に目に入る好位置に配置されていて、需要の高さを感じさせました。また、瓶入りと缶入りと売場が別々になっており、缶はクラフトビールの横に置かれておりました。
色々と飲んでみたいサイダリーがたくさんあり、長居は無用でした。

最後の夕飯はさすがにこの数日駆け抜けてきて疲れもピークでしたので、ホテルの近くでサイダーを飲めるところはないだろうかと探したところ、見つけたBENELUX(ベネルクス)に行ってきました。

ここもはハッピーアワーで大賑わいのブラッセリー・ベネルクス
大学が近いせいか、大学生たちのたまり場のよう。

ケベック人はラテン系のせいか、お祭り騒ぎ的なものが好きなのか、この店も前日訪れたLe Darling 同様、とにかく若者が熱量満タンで話しており、すごい賑わい。もうカオスな状況。なぜここにきてしまったんだろうと若干後悔の念すら覚えました。

シドルリー・ミルトンとモントリオール名物、スモークミート

シードルとサイダーばかりの旅だったので、他の名物に触れる機会がなかったと思いだし、せっかくなのでと名物のスモークミートサンドイッチを注文。スモークミートは牛の肩バラ肉を数日間自家製スパイスに漬け込んだあとスモークして、スライスしたものを何層にも重ねてサンドイッチにして食べるのが一般的。
このお店はなぜかパニーニスタイルで提供されました。
このスモークミートですが、スパイスが強いわけでもスモークが強いわけでもなく、あまり個性がなかったので、シードルの味わいを消すことはなかったですが、食べ合わせとしてはちょっと物足りなかったように思いました。マスタードとかあった方がよかったのかもしれません。
そして、シードルのタップは昨日のLe Darling 同様、シドルリー・ミルトン。ブラッセリーやカフェタイプのお店だとミルトンのドラフトサイダーの取り扱いが多いのだろうかと思ったほどです。

さて、ここで注目はポテトチップスです。ミシェルがシードルに1番簡単に合わせられて好きなペアリングだと話していて、サイダリーで試したポテトチップスが再登場してきました。
やっぱりサイダーのほんのりの甘みにサクッとした食感の塩味が合うんですよね。
サイダーにはポテトチップスを!
また1ついいペアリングを学んだカナダサイダー旅行になりました。

カナダ東部サイダー紀行はこれにてひとまず終了します。
気の向くままにサイダー話を書きますのでどうぞお楽しみに!
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©2023Marie Tanaka
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