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自分史 自業自得と時々外されちゃう梯子⑭

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社会人時代編ダイジェスト(870字)

・入社してからのギャップ
・裏切りと退社



目を覚ますと知らない天井。と心配そうに覗く家族と上司。
どうやらアルコール中毒で倒れたらしい。そのまま救急車で搬送され、入院。

ホテルの入り口に倒れているのをフロントの人が見つけてくれなかったらと思うとぞっとする。

入院したその日はさすがに休みを貰えたが、次の日からは仕事に復帰せよとの命令。入院した日に洗脳が解けかけた僕だったが、間髪入れず泥沼に引きずり込まれる。

今にして思えば、この業界だけ「24時間闘えますか?」というフレーズが流行った時代に取り残されていることを痛感する。

入社して1年が経つ前には、同期は半分以下となっていた。そして、仕事はさらに過酷なものになっていた。まず、完全週休二日なのに仕事の進み具合(客先との付き合い含む)で土日はない。さらに商品の流通サイクルがとてつもなく速いため、休日は会社で製品研究や知識補強の勉強。代休なんてものはない。これを怠るとやはり痛い目を見る。せっかく信頼を得てきたお客様からの質問に答えられないなんてあってはならない。自分自身の首がどんどん締まっていく。平日はとにかく件数を訪問、困っていることや解決してほしい課題を貰い、解決策を考え、提案書にしてまとめる。そして、製品のPR、お客様が飲みに行くぞといえば付いていく。
10時に帰社したっていつも営業マンの8割は揃っている。そこからがもうひと頑張りだ。もちろん社内政治も大事だ。誘われれば、飲まなくても遅くまで付き合い、そのまま帰社して会社の駐車場で車中泊なんてみんなやってる。

先輩に帰社の連絡をし、朝に起こしてもらう算段を付ける。
もう5時になってしまう。それでも会社には電気が付いており、誰かはまだ頑張っている。申し訳ないけど、仮眠させてもらいますと罪悪感を抱きながら、夢の中へ。

また今日が始まる


~~~マガジンにまとめてみました~~~
自分史 自業自得と時々外されちゃう梯子

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