気になる言葉の話・過去の話から結局ラジオの話
「感染動機」と「感情報酬」という言葉にピンとくるところがあって、より深く知りたくなっています。
日々時間ごとに気持ちの波があるなかで私が勉強を続けられているのは、ほぼ確実に感染動機ありきです。
尊敬するあの人が持っている知識を私も持ちたい。だから知りたい。だからそれがモチベーションになって学ぶ意欲も湧く。
世のため人のために何かをすることに関しては、金銭的な報酬があればそれに対する喜びはもちろんありますが、感情報酬で感謝や褒めの言葉をもらうことでとても心が満たされることに気づいたのは、働いて初めて気づいたことです。
これに気づいて、私も人に何かをしてもらったらポジティブな言葉をかけて良い関係を築きたいと思いました。
過去の話になりますが、子どもだった私は狡猾な大人たちに抵抗したところで蟷螂の斧、ごまめの歯ぎしりにしかならないと気づいてから何もかもに抵抗することを8割くらいやめました。(全部はやめられなかった)
全ての元凶は自分なんですが、抗ったところで知力も体力も劣っているので勝算はないから。余計なエネルギーを使うだけだから。
その結果皮肉なことに、よく考えて行動する慎重な人間になりました。
疑い深い歪な人間が出来上がりました。
そんな歪な人間が今やっと、誰にも話せなかったずっと1人で抱えてきたぐちゃぐちゃしたものを、これだけいろんなところで話せるようになって吐き出せるようになりました。
これによって、私の人生において本当にどれだけ音楽とラジオが大きな役割を果たしてきたか、特に身近な人たちに対して説得力が出てきているんじゃないかと思います。
あのタイミングでラジオに出会っていなかったら。
そしてたまたま聴いたラジオが、アイドルやアニメのことが大好きな地下アイドルの番組、音楽がかっこよくておまけにキャッキャッと楽しそうにしているミュージシャンの番組、テレビとは違う面を見せてくれるお笑い芸人の番組、ひたすらアニソンだけを流す番組じゃなかったら。
ラジオを聴いている時は、そのコミュニティの人たちに嫌な顔されることも爪弾きにされることもなく、顔色を窺ってこちらも変な気を遣う必要もなく、程よい距離感で私の居場所がある。
この事実だけが、人間に警戒心を抱くようになった私をギリギリ健康的に生かしていました。
もちろんどの番組も自分にハマるというわけではないので、私向きじゃないな・居心地悪いなと感じる番組もあって、居場所と思える番組を見つけるのに苦労することもありますが、居心地の良い番組が見つかると救われた気持ちになります。
私が知らないジャンルの話をしていても地元の人にしか分からないような内輪ネタだったとしても、「なんか分からないけど楽しそうに話してるからOK!」で聴けちゃう番組もあって、
今年久しぶりにその感覚を味わえる番組との出会いがあり、その気持ちに懐かしさも覚え、とても嬉しかったです。
また「このラジオ番組、私の居場所かも!」と思える番組と出会えることがあるといいな。
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