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【日本ドラマ】2024年春ドラマ短信4

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『アンメット ある脳外科医の日記』

全く見る気はなかったんです。
記憶喪失系はもういいかなって思っていて、本作は記憶喪失ではないけれど、記憶障害だし舞台は病院だし。
ただ、見たら意外とおもしろかった。でも疑問は多々ある。毎日、抜け落ちた記憶を覚え直して医師を続けるって可能なんでしょうか。毎日1日分ずつ記憶すべき量が増えて行くのに… その辺りのことはあまり触れられないので明らかにはならなそう。
杉咲花さん若葉竜也さんの空気感はいい。
これはどういうところに着地するドラマなのかなあ。そのことが気になるので、見て行くかもしれません(今のところ)。

『滅相もない』

加藤拓也さん監督・脚本作品で、キャストもいいしかなり期待していました。クラシックハンサム・中川大志さんはここにも出演されていて、八面六臂ですね。

映画や演劇を作ってきましたが、演劇をやれば映像的だ、映画をやれば演劇的だと言われることに嫌気が差し、今回はそのどちらの手法をも持ち込み、そのどちらでもない『滅相も無い』というドラマを作りました。映画的、演劇的の定義がハッキリとしている前提です。

『滅相もない』公式サイトの加藤拓也さんのコメントより

ということで、回想シーンの場面転換などは舞台風だったりします。

突如出現した“穴”には救済があるとする宗教が生まれ、“穴”に入りたい人たちが集まる。入る前にはその理由を語る必要があり、語られた内容は記録される。
それぞれの人生/半生が語られてある種の余韻を残す、簡単に言ってしまうとそういうドラマです。私はこういうの好き。
継続視聴決定です。

『買われた男』

女性用風俗の話。ドラマでは初の試みですね。
利用者の女性たちが風俗サービスを利用するに至った理由とか心境を紐解きながら、女性を巡る問題を描いていく、といったところでしょうか。
だから、“女性用風俗サービスの中身カタログ”ではないです笑
性的な場面の描き方は、女性が不快感を抱かないように配慮されていると思います。
女性は性によって大きな傷を受けることもありますが、性によって癒される傷もある。そのあたりを描いて行くのかなと思います。
とりあえず様子見します。

『9ボーダー』

「9ボーダー」という言葉があるのかどうか知りませんが、そのコンセプトありきのドラマ。だから色々ファンタジックですね。

10歳違いの三姉妹。それぞれが可愛くおしゃれな部屋(実家含む)で暮らし、“ケンカするほど仲がいい”を絵に書いた関係。好青年(という設定の)記憶喪失の青年…

私は5歳違いの姉がいますが、ケンカなんかしたことないです。それくらい距離があるので、10歳違いであんなふうな関係って全然ピンときません…
2話まで見ましたが、19歳の八海が唐突なプロポーズを断ることになぜあんなに苦労してるのかまったくわからない…
29歳の七苗の仕事上の苦労や悩みはわかるし、現実にもこういう人多いんだろうなと思う。この人が今後どうなるかというところに期待を寄せてこのドラマを見る人も多いだろうな。

「9ボーダー」っていうのを設定して、そんなのないよね、っていう方向に持って行くのかなと思いますが、ちょっと私にははまらない気がしました。
ただ、記憶喪失の青年の正体はちょっと気になる。あと木戸大聖さんはちょっと好き。笑(なので流しチラ見するかも)

『JKと六法全書』

弁護士が高校生、な法廷もの。
通底するテーマみたいなものは特になさそうな1話完結もの、かと思いきや、2話の最後で何らかのワケアリであることが匂わされました。弁護士であることを隠している訳にもつながるようです。
大東駿介さんが普通(?)の弁護士役なのがなんか新鮮。でも、続きが気になるとかどうしても見たいということはないかなあ…

* * *

以上5作品でした。

それではみなさま、よいご視聴を。


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