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【フランス生活】夏時間って

夏時間になって、3週間近く経つ。
体と気持ちがまだ慣れない。

夜は心地よい。
空は明るく、人々はカフェのテラス席で談笑している。
20時頃シラノの散歩をしていると、空は明るくて、もうあまり寒くなくて、これからどんどん日が長くなる希望にあふれ、「世界は良いことで満ちている」という気持ちになる。
せっかくの夏時間だから、楽しまなきゃ。とみんな明るい表情だ。

家にいても早く寝られない。
外は明るいし、楽しそうだ。寝るより外に出た方がいい気がする。
外に出なくたって、「明日のことなんて考えずに、この素敵な明るい夜を楽しもう」と考えるのが自然ではないか。

かくして「キリギリス」のモデルは生まれる。

働き者には、朝はつらい。
太陽を浴びて目を覚まそうにも、6時半でもまだ暗い。
同じ時間を3週間前には「5時半」と呼んでいた。
暗くても「5時半」と思うから、「早起きしたわたし、すごい。嬉しい」という気持ちになる。
6時半と思うと、「なんだかなあ」である。

夏時間は、長い夜に耐えた冬時間を取り戻すために、愉しむ時間と飲食店の売り上げを伸ばす工夫なのだろう。

でも、働く意欲はそぐ。夜更かしした翌朝はつらいし、暗いうちに学校や仕事に行かなくてはならない。

冬時間のあいだ早起きできていたわたしは、夏時間になってやる気を喪失ぎみだ。
張り合いがないのだ。
頑張って気持ちを奮い立たせている。

夏時間ってこんなに体に影響すると初めて知った。
去年までは「夏時間嬉しい!」と思っていたのに。おかしい。

そう言えば、働き者である友は、去年も「夏時間ってあまり好きじゃないんだよねえ。夜がいつまでも明るすぎる」と言っていたっけ。

そうか。わたしは今年から勤勉な人の仲間入りをしたのだ。
去年までは夜遊んだ分、朝はゆっくり起きていた。
「早起きなんてわたしには関係ない」くらいに思っていたから。

今年は、TMM(The Miracle Morling=人生を変えるモーニングメソッド)で朝の6つの奇跡のルーティンを始めた。
早起きが大事になったのだ。
毎日note3記事投稿の挑戦もはじめ、楽器の時間を取っている。
毎日がやりたいことでもういっぱい。
その上夜に外で遊びたいとなると、寝る時間が削られてしまう。
実際、削られている。

最優先事項にだけ時間を使いバランスが取れてきたところへ、「夜のお出かけも素敵でっせ」となると、どうしたらいいの?

挑戦だ!夏バージョンの素敵な時間の過ごし方を見つけよう!
夏時間は三つに分けられる。
6月までの「どんどん日が長くなる時期」
7月8月の「暑い(けどクーラーはない)時期」
9月からのどんどん周りが暗くなって必然的に気持ちも重くなっていく時期

「本気モードのわたし」は今年はじめたことだから、試行錯誤があって当然なのだ。
勤勉になっても季節に対応する。そこが今年の工夫しどころだ。
失敗上等でいろいろ試していこう。

それに気が付いたわたしって、ツイてるツイてる!

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