見出し画像

【小説】 幸せな夢

夢を見るには今日がちょうどいい日なんて思っていた。
昨日は去年、死ねって祐に言われてから
怖くてジョコに電話して
1年が経っていたから

そうすると優しい夢をみた
共学の大学に入っている夢だ
男2人と女3人
和気藹々に話しをする夢
未来を語る若者たち

あれから1年、佳世子の人生は変わってしまった
大きく変わってしまった

LINEの内容が酷かった
佳世子は唖然とした
他人ごと。人を人と思わない人が他人の子の野球のお手伝いをしている
怖っ。
祐は、酷くさせる最初の原因さえも何とも思わず、また嘘をつく人は
何事もなかったように生きていた

辛い1年大変だったね
精神的にも肉体的にも
ゆっくりと休んだほうがいいよ
優しい友がいう
頭がいい友だから何でこうなったか
全ての事情を話したら教えてくれた

あいつは昔からズル賢い奴だったよ
大学も一緒だったから教えてくれた
弟は高校も一緒だった
世間は狭かった
関わらないほうがいいよ
今度友にあった時、一式見せたい。
嘘はついてないから。

笑いながら
あの出来事を何にも感じてない人には
少しお返しを、しよう

いいよ。キチガイ。なんでしょ。
僕は一貫性があり嘘をついているのはおまえだ。

桜が咲いたら

今はゆっくり寝たい
ずっと考えていたから




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?