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I have a pen in my pocket

これが、私が中学生の時に初めて習った英語です。
昭和の時代、英語教育は中学一年生から始まりました。当時はインターネットもなく、駅前留学もなかったので、英語を学ぶにはテレビかラジオの基礎英語か、教会に行って習うぐらい。高校生になってラジカセを買ってもらってからは海外のラジオ放送が聞けるようになりました。

高校の英語はReading とGrammar中心でコマ数も多く、予習復習が全く追いつかなかったですね。当時はスピーキングとリスニングの授業はいっさいなく、大学受験のリスニングやディクテーションは独学するしかありませんでした。

大学に入って最初に受けた英検二級は一次試験すら受かりませんでした。国立大学、それも英語の試験が難しい大学に入ったのでタカを括っていたのです。

いまなら、中学生でも英検二級に合格するのに。

その後、家庭教師や赤ペン先生のバイトをするようになってようやく英語の参考書を理解できるようになりました。

社会人になってから、今度はTOEICが始まり、これもろくに勉強せずに受け、300点台しか取れませんでした。当時はリスニングが全然できませんでした。仕事に英語は全く使わない会社だったので、なぜ大卒新入社員がTOEICを受けさせられたのか謎です。

その後英語からまったく離れた生活を送っていました。会社の同期にはいわゆる一流大学出はほとんどいなかったのに、そのかわり何十人も海外大学卒の人がいて、ちょっと驚きました。当時留学できるのは特権階級の人だけだと思っていたので、世の中には金持ちもいるんだなぁと思ったものです。

その後、資格試験や大学再受験などを通して、試験対策は過去問が1番大事だということに気づき、今に至ります。

英語学習に関しては、特に勉強しなくても、洋画をたくさん見ていたらリスニングが伸びたので、大人になっても英語って伸びるんだなということに気づき、語学は生涯学習だと思うようになりました。
しかし、ピークは40歳代までだったのかなぁ。
現在は、覚えた単語をどんどん忘れる。そのスピードが早くて参ります。

なにしろ、留学前のIELTS6.5 (Academic module)が、1年後、簡単な方のGeneral受験して 6.0に下がってしまいました。留学すれば英語が伸びるわけでは全然ないんですね。

一方16歳息子の方は、中学一年の時、英検準二級合格、
カナダ留学1年目は、英語に慣れるのに精一杯。
2年目で試しに受けたTOEIC 820点。それでも、英語、社会と理科は苦戦。
3年目、聞く・話すの方はかなり良い。学校生活等問題ない。成績もほとんどAで経過。

親のほうが右肩下がりなのに、子供は右肩上がりですね。

とりあえずは、息子が英語ができるようになったことで親子留学の目的の一つが達成できました。
あとは、息子がカナダで自立して生きていけるのか。数年後どうなっているのか楽しみです。

私も、I have a penの時代の人間ですが、ひきつづき頑張ります。


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